ε(イプシロン)に誓って SWEARING ON SOLEMN ε | aya風呂

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ちょっとまた書いてみようかな(´u`)

集団自殺旅行のバスがジャックされた。
自殺願望のある人たちの心の声が臨場感ある。
死ぬ自由はあるとは思うけど、死にたいという態度には、助けてほしいという意味や、拗ねてることの表現、諦めや恨みや勘違いなどそれぞれの事情が複雑過ぎる上、実行してしまったら取り返しがつかない。

モリヒロさんの楽しみ方に確信を持ってきた。
一つ一つも独立した作品だけど、一話完結ものとして読むとずいぶんと余白が広いと感じる。
それが他作品と思いがけないところでつながって立体的になる。
出演者の成長や歴史を感じたり、くすっと笑える仕掛けになってたり、全体を通してトリックになってたり。




 ああ、結局、ここにはいられない。自分はこの世界にはいられない、ということだ。それがわかった。わからない振りをしばらくしてみたけれど、駄目だった。頭が悪いせいかと思ったけれど、違っていた。どう考えても、おかしいのは、この世の仕組みの方なのだ。
 そう、たとえば、本を読んでいみると、良いことが書いてあったりする。だから、わかっている人はいるんだ。でも、わたしの周りには、そんなのが全然ない。どうしてだろうか?甘えているからではないと思う。ちゃんと、一人で生きてきたのだ。誰にも助けてもらわずに、生きてきたけれど、ただ、もう疲れた。嫌になった。なにも楽しいことがないのだから。
 私が死んだら、みんなどう思うかな?



『εに誓って』