私の勤める施設に
ご夫婦で入居されている方がいます。
お子さんがいないご夫婦で
3年ほど前に、お2人で入居されました。
ご夫婦共に認知症はなくクリアなのですが
特に仲が良いというわけでもなくて
普段はほとんど会話もしないし
お部屋もお食事も別々なお二人。
先月ぐらいからだんだんお食事が摂れなくなってきた旦那さんに、
「あんた、こんなに痩せちゃって。しっかりしなさいよ!」と、すれ違いざまに奥様が旦那さんに活を入れる光景をよく見かけていました。
少し前からご主人の容体が悪くなり、いよいよかも…と言う時期になると、奥様が「この人、もうそろそろかもね」と毎晩毎晩ご主人のお部屋で過ごされ、最期はしっかりと手を握りながらご主人を見送られました。
99歳と95歳のご夫婦。
手を取り70数年間支え合ってきた奥様に、見守られて旅立つ。
ご主人にとって、とても幸せな最期だったのではないかと思います。
大粒の涙を流しているけれど、どこか清々しく感じる表情で見送る奥様の姿に、私は心を打たれました。
70数年の結婚生活で、きっと色々な大変な事があったはず。でもそれを我慢したり、乗り越えたりしながら夫を見送った奥様の凛としたお姿は、とてもとても美しかった。
添い遂げるって、尊い。
夫婦って、素晴らしい。
履いている方が楽ちん。
しっかりしているけど薄い生地なので
夏でもへっちゃらガードル。
最後まで読んでくれてありがとう。
ノンベー