一昨年あたりに『ONI零〜戦国百花繚乱〜』というDSソフトをやりまして、そのコメント欄で「ONIシリーズのプレステのが面白い。というか別物(※意訳)と教えて頂きましたので、プレイしました。

PlayStation (無印)のソフトは触ったことなくて、埃かぶってたプレステ2本体を引っ張り出していざプレイ!てとこで、
プレステ1用のメモリーカードが必要なことを知りました。

メモリーカード買って届くまでの3日間はイマイチゲームに手をつけられず、ずっと部屋の掃除をしてました(@_@)

気を取り直してプレイ開始。説明書によるとジャンルはRPGのようです。DSのがADVだったから買うまでジャンルすら知りませんでした。
グラの荒さを見ながら「昔のゲームだ(((o(*゚▽゚*)o)))」とワクワクしながら(失礼)進めていきます。


  ​難易度について

プレステ時代のゲームということで難しいかな〜と思いきや、探索しているうちにいくらでも格(レベル)は上がるしマップは単純だしで、簡単に進められました。元々安値で売られてる子供に優しいゲームなだけあってか、雑魚が柔らかくて戦闘も易しい仕様なんですよ。

序盤は鏡のところで勝手が分からずに何度か全滅しましたが、全体攻撃が強いことが分かってしまえば終盤までほとんど悩むところはありませんでした。セーブポイントが相当悪くなければ(格が低いのに依頼を受けた直後にセーブとか?)、詰むことはないでしょう。


ただ、最終決戦は急激に敵が強くなりすぎてびっくりしました。
というのも、直前まで雑魚を一撃で屠れてたにも関わらず、最終決戦のボスラッシュに移行すると3戦目あたりで敵の一撃により全員の体力(HP)が消し飛んだのです。2000ダメージ越を喰らって倒されてるのに、元々持ってる体力は1000ちょいしかありませんもん。

小一時間くらいかけて全員の体力を2500以上まで上げたら楽勝でクリアできましたので、まあRPGのボスとしては楽な方だとは思います。


ちなみに、ひたすら壁に向かって走っとけば無理なく敵とエンカウントできます。自分は1時間ほど横でアニメ見ながら格上げしてました笑


  システム関連

・戦闘前後に画面が数秒間固まって「 ザ・ロード中です」て状態になるのが一昔前のゲーム感ありました。戦闘のテンポが悪いとはいえ、雑魚は一撃で狩れるおかげで一回の戦闘時間が長くならずに済んでました。

・格が上がる(レベルアップする)ともらえる徳(ポイント)を使って、神様と交渉してステータスを上げ下げするってのは良かったです。ほしいステータスを優先して上げやすいけど、かと言ってピンポイントでは上げられず何かと抱き合わせで上げざるをえないってのがバランス取れてました。

・ステータスを上げるためには神様と交渉する必要がありまして、その神様を探していくのはおもしろかったです。収集楽しいし格がメキメキ上がっていくの嬉しい(*゚▽゚*)

・とはいえ、自分は全部で300の神様のうち184しか見つかりませんでした(・_・;)
序盤にいたはずの神様を集められなかったから、コンプリート欲が削げてたんですよね。神様の見つけ方(コントローラーが振動した場所で○ボタン)に関する説明が十分でなかったし、説明書にも載ってなかったから…しょうがないんだ…

・転身は毎回カットイン入って面倒だけど、強くなるし何より絵面が良いから定期的に使っちゃいます。特に幼少期は、あどけない子供からシュッとした妖の姿になるのがカッコよくて良い。司狼丸は転身途中は可愛らしい少年っぽい感じなんですけど、転身後の絵がちょっと微妙でした。

・負けイベントは必ず1ダメになっててわかりやすくて良かったです。下手にダメージ通ると臨戦体制のまんまになっちゃうからね…


  その他感想

※微ネタバレ注意※


ストーリー自体はどこを切り取っても行動が裏目に出るシーンとか村人らに理解されないシーンばっかりな感じで、辛い…暗い…てなってました。司狼丸の転身でテンションが一瞬上がるくらいかな〜ただその前後は割とグロ。

14 歳の主人公になにさせとんねん。こちとら司狼丸に同情しながらストーリーを進めとるんよ(´・ω・)

依頼をやってるときは割とコミカルな内容が出てくるのが救いです。ハッピーエンドで終わるものが多くて良いですよね。
ただ、依頼の中で印象に残ってるのが犬と少女の話(実質少女の人格が変わるやつ)だったりして。このどうしようもない世知辛さを表現するのが上手い作品だなと思いました。


それにしても、不仲を通り越して一歩間違えなくても流血沙汰が発生しそうなパーティーメンバーは初めて見ました。仇多すぎじゃん!!
敵さん以外は大体気持ちが分かるというか納得できる。みんな魅力的です。
なのに各々の行動によって憎しみが発生するのが辛いんですよ。どうしてこうなった…

元々続きが予定されてたのか、50年後に飛ばされてみんなバラバラになった状態で終わっちゃうので、最後でどうしてもずっこけちゃいます。良い感じに次作予告出てるのにねえ、お出しされないんですものねえ。


あとはキャラ別に一言ずつ。
・司狼丸
幼少期は6歳と外道丸より3つ年下でして、やんちゃなお兄さんの後を追う弟感が非常に可愛かったです。8年後にしてもまだ14歳という事実よ。そりゃどこ行っても子供扱いされるよね。

・外道丸
序盤の主戦力。途中で離脱してからいつ戻ってくるんだろうと思ってたら、ラスボス倒しても気配を感じずに次作予告でようやく登場してました。嘘だろオマエ。

・沙紀
ギリギリの関係にあるパーティーメンバーをなんとか繋ぎ止めてくれる良い子でした。外道丸はどうにもならんかったけど弓弦引き入れられたのはすごいよ。あと猫娘カッコかわいい。

・天地丸
序盤のレベル上げ要員。超おつよい。
司狼丸と似ても似つかなかったので、本当の父親か?と疑ってしまってましたごめんなさい。

・弓弦
火力が今ひとつなので終盤に回復するだけだった人。
最後の展開でOh…てなりました。ちょくちょく弓を向けてくる割に、仇を取れずじまいの気持ちが中途半端な状態で終わってるのがなんとも悲しいです。

・鈴鹿
母ちゃんまじ最強。ラスボス討伐メンバーに母親が出てくるってことあります?

・安倍晴明
超便利回復役。推定10歳。


  ​まとめ

DSのやつやったときにはさ、「うん。まあ一応遊べるから…いいかな…」くらいに思ってたんです。

今考えてみたら、ONI零〜流転〜の予告まで出て音沙汰なしの状態から全く別物の戦国百花繚乱をお出しされたら、そりゃ不評になることが分かりますよ。

なんで続き出なかったんでしょう?これ。とても気になるところで終わってるんですけど。