先日感想を書いたワンドオブフォーチュンRから引き続いて、『ワンドオブフォーチュンR2〜時空に沈む黙示録〜』をプレイしました。


  前回までのあらすじ〜Edgar’s report〜

あらすじ(あらすじじゃない)。
Rから引き続きプレイしていたから見なくて良いかなと思いつつ一応読み始めたら、普通に新規の内容でした。

本編のエドガーは事件の発端になるとはいえ出番少ないので見ときましょうね!


  本編感想

前作と同じシリーズと思えないくらいにはシリアスでした。
ワンドオブフォーチュンRがシリアス2割程度として、R2は7割方シリアスと言っても過言ではありません。ナンテコッタ(´・ω・)

おかしいな。私はほのぼの魔法学園ものをやるつもりだったのに。なんか真面目な話ばっかりしてる…


まあストーリーのクオリティは上がってましたら、数時間くらいプレイしたら頭を切り替えられて楽しめましたけどね。

Rで綺麗に終わらせてたキャラは今回何をするのか不思議だったのですが、全員さらに掘り下げられててびっくりですよ。
特にユリウスさん。魔法好きの変人からよくもここまで悩み尽くすキャラクターになりましたね…..と感心しました。

全ルート読み応えあって大満足です。でもちょっと気分が重いよ(T . T)
主人公がルルちゃんで本当に良かった。


作業パートは前作より少なめでした。
よく分からなかったから今回も全力でインターネッツに頼り切りました。
結構複雑ですね。1周目で全部回れる人はあんまりいないんじゃないかしら?

もうここまで本編長いなら作業は要らないんじゃないの?とも少し思いましたけど、
なくなったらそれはそれで約2ヶ月という期間が感じられなくなってしまうので、やっぱりあった方が良いという結論に達しました。


  ルート別感想

※一応ネタバレ注意です※

⚫︎ユリウス
個人的にダメージを大きく受けたのがユリウスとノエルルートです。他の子のルートもまた壮絶な内容だったりするんですけどね。

彼らは魔法が好きで好きでたまらなかったはずなのに、心の拠り所にしていた「魔法」そのものに対して疑問を抱いてしまうというお話。自身のアイデンティティが崩壊してしまうようなもんだから、普通に辛いです。

あの魔法バカであるユリウスがが魔法は必要なのかと葛藤してしまう辺りが、事態の異常性を示しています。たぶん。


ユリウスがこのゲームの18禁要員になるとは思っておらずびっくりしましたよ。
でもあのときは精神的に参っていたのがよく描写されてるましたからね。多少間違いが起こってもしょうがないですね……

何故起きたときそばにいないんだとプチ怒りましたが、後に恥ずかしくて扉の前でうろうろしてたと分かって不覚にも萌えました。


⚫︎ノエル
前作からの落差がエグかったよ!
Rではあんなに笑いどころ満載だったのに!

ノエルは優しすぎるから今作のタイムスリップにはあまりにも敏感になってしまっているのですよ。戦争が起きるという事実を目の当たりにして何とかしようと滅茶苦茶悩んでるのに何も出来ない感じが辛い。

特に個別終盤はね…
ユリウスルートで「ああ…(T . T)」てなってノエルルートでは救ってやらねばと思ってたら、やっぱり同じような状況に陥ってて泣きました(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

ノエルに関してはもう1作目の内容だけで良いですよ!
R2はハッピーエンドでもなんか辛いよ……


⚫︎ビラール
ビラールとラギのルートはね、お二方がしっかりされているおかげで安定感がありました。

彼らもまた過去に来てそれぞれ大変ではあったのですが、1番悩んでいたことがルルちゃんの恋愛と何かを天秤にかけなきゃいけないってことでさ。彼女が居なかったらそれはそれで問題なく解決されているという。

まあだからといって寂しいということはなく、むしろ終盤のルルちゃんの押せ押せな態度に戸惑っていたり、前作で恋愛に関しては余裕綽々だった殿下が本気で悩んでいた姿が見られて良かったです。


王族の呪いについて知った後は、「あれ? 前作ビラールルートのその後はどうなるんだろう?」と不安になりました。
自分にとってこのルート1番のシリアスだったのはそこです。はやくFD見て安心したいです。

今作はまあ、呪いのことが分かった以上ビラールならなんとかなるだろと思ってたから実はあんまりハラハラしてませんでした。
でも、彼の故郷が復活したところは素直に感動しました。なんだかんだ、ずっと国のために頑張ってた彼の努力が報われたのは嬉しいものですね。

国民は急に大地が緑になってさぞ驚いたことでしょうね……


⚫︎ラギ
ドラゴンって、ハーフドラゴンじゃなくても人型になれるんですね。ハーフドラゴンだと人として生きるの選んだらもうドラゴン態にはなれないっぽいのに、なんかずるい。

ルルちゃんのこと傷つけないように遠ざけようとしてたってことは、基本的にはドラゴンとして生きると決めてたのでしょうか??
まあルルちゃんと結ばれない場合は大体ドラゴンになってるから答え出てますね……

何故会ったことも見たこともなかったドラゴンになろうとしてたのかは、自分からしたらラギルートの1番の謎です。
理由書いてあったかもだけど分からぬ_(:3」z)_


⚫︎アルバロ
前作がアレだったので警戒していましたが、こんなもんだと思えば楽しくプレイできました。
いかにルルちゃんに好意をぶつけてても胡散臭すぎて笑います。
結局一応好き….ではあったんですよね?

今作でだいぶアルバロへの理解が進んできました。好感度上げすぎてると無理やり元の時代に返してくれるだけ、前作よりも良心的です。

プレイヤーに良心的ではありませんけども(u_u)
自力でやってた人は苦労したことでしょう。


⚫︎エスト
エストとソロのルートは、運命というものに縛られて色々我慢しちゃってるお二方を叩き起こして、いい意味でワガママにさせるルートでした。


エストくんは自分に素直になってからがすごい良かったです。
あのツンツン少年がね、ルルへの好意を素直に口に出して、ご飯も頑張って食べるようになって。狂信派を変えるという壮大な目標を持って随分と逞しくなって。
前作エンドよりも更に前向きになったかと思われます。

……にしても逞しくなりすぎじゃないでしょうか。まあ3年後ということは17歳ですものね。
元気に成長してくれたことは非常に嬉しいものの、可愛いエストくんでも成長はしちゃうという事実がちょっと寂しいです。
そうかあの内向的だったエストくんがルルちゃんに負けず劣らずグイグイくるようになるのか(T . T)


⚫︎ソロ・モーン
ふわふわしてて完全に別生物みたいなところあって、しばらくは攻略対象って感じはしませんでした。
でも、ルルたちが未来に帰ってからの350年は結構グッときます。古代種がどれだけ生きるのかは謎ですけど長えですよ350年。よくがんばりました。




ではお次はR2のファンディスクの方やります。
幸せ満天な内容であることを祈っておこう(-人-。)

⚪︎シリーズ前作感想