この前ドラゴンクエストⅤをプレイして、ドラクエシリーズが気軽に楽しめるRPGだと分かったので、他にDSで出来るドラクエシリーズ全部やりたいと思い、とりあえず『ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち』(DS版)をプレイしてみました。



まずは戦闘部分の感想から。

システムはドラクエⅤとほぼ一緒で、普通のコマンド式RPGです。新しく覚えることがないのが楽でした。リメイク版だから統一しているのかもしれません。

ただ今回、1〜4章は味方をAIに任せっきりにできなかったので、少し面倒でした。
味方の行動を選ぶ度にAボタンがへたる気がする(><)

難易度としては、レベルさえ上がっておけば間違いなく勝てるので簡単な方だったと思います。そのぶんレベル上げは必須なようで、意識的に経験値稼いでないとボスに歯が立ちませんでした。

とはいえ詰まったら1時間頑張ってレベル上げしていい具合になる程度。ぬるめな印象でした。



次はストーリーについてです。

前半はそれぞれのパーティーメンバー視点のお話があるので、キャラクターの背景とかが伝わってきてよかったです。

後半から主人公(勇者)の物語が始まるのですが、勇者の目的も最初から最後までぶれないからやっていて非常に分かり易い。スッと内容が入ってくる感じでした。ラスボス倒すためにただ進んでいくだけですからね…あとはゲームとしての肉付けがあるくらいで。

目的が簡潔過ぎてつまんないかというとそうでもなくて、世界観的なものとかラスボスの背景とかをよく掘り下げてあるため、十分に楽しめました。



あとは章別の感想を適当に書きます。

※ここから感想はネタバレありきで書きます。
未プレイの方は注意。


1章

ホイミンとの出会いと別れ

開始直後に勇者をチラ見してから、すぐ髭のおじさんを操作することになったのでびっくりしました。

操作するのは勇者でもおじさんでも良いけど、1人旅は大変だな〜と思っていた矢先に、ホイミンが洞窟で仲間になってすっごくテンション上がりました


ドラクエ5では割と序盤に仲間になって、その回復性能と可愛さが故に全くパーティーから外せないホイミンですよ?
装備を整えたら攻撃も防御もほどよいホイミンですよ!
テンション上がるに決まってるじゃないですか。旅が楽になること確実です。

しかもこの子喋るんです。
かなり会話のバリエーションも多くて、ライアンさん(1章主役)への懐き方が滅茶苦茶可愛い〜(*´꒳`*)

絶対全会話網羅できていないと思って検索したら『ホイミン全台詞集(https://sutton-kyouwa.com/g/dq4hoimi.htm )』てのがあって、これが凄くよかったです。
1時間も一緒に行動していないのに、セリフ量ハンパないです。ドラクエⅤではヒラヒラしてるだけだったのに。ちゃんとホイミンとの会話を読んでない人・FC版しかやっていない人には是非一読して頂きたいと思います。


ストーリーは大事なとっかかりではあったのものの、単体で見ると薄めかな。プレイ時間も短かったから当然でしょう。



2章

2章に入ったら今度はホイミンとお別れしてしまいました。

新しく主役となったのは、攻撃力がめちゃ高いお姫様とお付きの2人組。3人パーティーになってようやく戦略性も上がり、ゲーム始まった感が出てきました。
とはいえこの章だけだとちょっとレベル上げしたら無心で勝てる難易度ではあります。

お話は、お姫様が隣国の武術大会に出て優勝するという明るい展開でした。普通に楽しかったです。

そのぶんラストで、お城に入ると人が消えていてBGMも消えるというホラー要素にちょっとビビる。



3章

主役がまるまるとしたおじさんに変わりました。トルネコってどこかで聞いたことあるくらいの認識でしたが、どうやら外伝の主人公だったようです。

そんなおじさんの1人旅で地味な内容かと思いきや、割と癒しの章でした。

なんといっても高価な武器や防具がガンガン手に入る。めっちゃ売れる。
当然戦闘難易度は下がります。

戦闘のストレスをほぼ感じずに進めていけるし、特にシリアスもボスもない。
夢を追いながら商売をするおじさんを操作しているだけなので、なんだかほんわかしました。



4章

次の担当は踊り子姉妹。
冒頭で2人とも喋っているのを見て、操作キャラがお話しすることに驚きました。ヒゲのおじさんもおてんば姫もトルネコも喋ったところをまだ見てなかったからさ、てっきり無言のままかと。

姉妹の旅ということで会話は賑やかっぽいんですけどね、内容は復讐ものというちょい暗めエピソード…アッテムトの鉱山が悲惨だったので、姉妹のシリアス感は途中から吹き飛んでしまいました。

ボスのバルザックは適当じゃ無理でした。
そろそろちょっとは頭を使えというゲームからの指示でしょうか。倒し方分かるまでに3回全滅してしまいました。

倒したあとキングレオが連戦で出てきたところで、もうHPもMPもカツカツなのに…って絶望しました。
負けイベントでしたけどドキッとするなあ。鋼の心臓が欲しい(´・ω・)



5章

わいわい8人旅。

ここでようやく冒頭に名付けた勇者にバトンタッチです。滅ぼされた故郷の村人たちの期待を背負って、いざ世界を救いに旅立ちます。
そして1-4章で育てたキャラクターを仲間にしてピサロさんを倒すのです。

元操作キャラの仲間を集める度に会話をして、こんな感じの人だったんだ〜ってなるのが楽しい。ライアンと共にいたホイミンさんは残念ながら一緒に来てくれませんでしたが、人間になるという夢が叶ったようなのでなによりです。


天空の装備を集めるってのはドラクエⅤをやってたからまたかーってなりました。(Ⅳの方が先なのにね)
今回は全部集めるの必須でしたけど、案外簡単に集まったから苦労したって感じはしませんね。


特にこれといった詰み要素はありませんでしたが、ラスボスのピサロ戦だけは他の敵とは一線を画す手強さでした。
途中の回復する形態がいやらしくて…。それに第何形態まであるのか分からなかったから、最初に全滅した後ひたすらレベル上げしました。


エンディングは達成感もあったせいか、凄くよかったです。

なんで幼馴染さんが生き返ったのかはよくわかりませんが、ホイミスライムが人間になるくらいの奇跡が起こる世界だし、あんまり気にしちゃダメかな。
急に駆けつけてくるパーティーメンバーの姿がシュールでしたけど、主人公にいい仲間ができたな〜ていう感動と壮大なBGMで強制的に泣かれてしまいました。とりあえずプレイ中に感動できてたらそれでいいのよ。



6章

The Endって表示されたから一旦電源を切って、裏ボスあるかな〜って検索したら、裏ボスどころかまさかの6章が存在していました。

Yahoo知恵袋に、ロザリーヒルとゴッドサイドに行けって書かれてたので、早速行ってみることに。
そして結構長い追加ダンジョンとボス2体と戦わされることになりました。レベル上げ含めて4時間くらいでしょうか。


どうやら6章は、ピサロを倒す前から始まるパラレルワールドのお話のようです。
世界救うついでにピサロも救っちゃおうぜ!くらいの内容です。あくまでラスボスの裏事情が見られるオマケって感じ。

途中で出てくるボスのエグチキさんは、妙な癒し成分を含んでいました。初見でボッコボコにされましたけど、この2人だけで6章の価値はあったかなと思います。

で、真の黒幕ってのが最後に出てきて、こいつがどう見てもラスボス状態だったときのピサロと瓜二つ。
なるほど…ピサロがあんな形態に変化したのって進化の秘法のせいだったのか…。エスタークも元々は別の姿だったのでしょうか?

倒したあとのエンディングは5章とほぼ同じでした。

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キャラ濃いし、お話良し。
暗い部分もあったけど、8人で巡る旅は賑やかな感じがして楽しかったです。


今のところ自分のなかでは、ドラクエⅣ≧Ⅴくらいの感じでしょうか。モンスター引き連れての旅も悪くないんですよ〜、甲乙つけ難い。

次はやっぱりⅥやった方がいいのかな。

・プレイ時間 26時間