ニンテンドーDSソフト『ディズニープリンセス 魔法のジュエル』をプレイしたので感想を書きます。

ソフト名からはなんとなく、パズルゲームっぽい雰囲気を醸し出しておりますが、実は2Dアクション(っぽい)ゲームとなっています。

「っぽい」というのも、ぶっちゃけ2Dアクションと呼んでいいのか怪しい内容だからです。


システムは、
段差や障害物関係なしで縦横無尽に動かせる主人公と、歩くしかできないプリンセスの両方をタッチペンで操作していく形となります。

流れとしては、

①主人公を動かして空中のジュエルとアイテムを叩き落とす
②プリンセスがそれを拾い集める
③集まったらゴールに向かう

と言った感じ。

敵に当たってもHPの概念がないからゲームオーバーにはならず、そもそも操作がタッチペンオンリー。

アクションというより探索ゲームの方が近いでしょうか?


…で、当然っちゃ当然なんだけど、
ゲームオーバーにならないから簡単の極。
間違いなく女児向けですね。
「ディズニープリンセスは好きだけど、ゲームは苦手」という子にはよく配慮されていると思います。

ある意味のほほんと探索できるし、背景もじっくり楽しむことができます。
簡単なのは悪いことではないでしょう。


ですが、
・最初から最後まで全く変わらない探索難易度
・80ステージあるのに探索の中身の変化がこれといってない
・時々登場するラスボスの台詞が全部一緒

などなど、もはやちょくちょく変化する背景だけ楽しめと言わんばかりに単調なところが気になりました。

ほんのちょっとでいいから、ストーリーを進めている感が欲しかったな。
ラスボスの台詞が変化するとか、終盤に向けて敵が強くなるとか、なにかあったら嬉しかったのに。惜しいです。


ディズニープリンセスは、プレイアブルキャラクターシンデレラ・白雪姫・オーロラ姫・ベルの4人。

パッケージには上記4人の他、アリエルとジャスミンも描かれていて、この2人はミニゲーム要因のようです。このミニゲーム、本編とはなんの関連もなかったりして完全なオマケ扱いでした。

アリエルはこういうゲームになると不遇ですよね(;ω;)
初めてまともに見たディズニー映画だったから、お気に入りなのに辛い。


どのプリンセスも上画面のイラストではすごく可愛いです。
実際動かすキャラクターモデルはかなり微妙でしたが、上画面の絵が綺麗だから気になりませんでした。


プリンセスはちょっと声付きです。
DSをスリープするときに「さよなら」って言ってくれるところが好きでした。他のソフトでもそういうの欲しい。

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そういうわけで、根本的には女児向けのゆるい感じで良かったです。
ただ、いくらやっても大して変わらない内容なのが残念だったので、もう少しプレイするモチベーションを上げる何かがあってらよかったのにと思いました。

○クリア時間 4時間