今更なに書いてるのよって感じですが、「リメイク前」の薄桜鬼をプレイしました。


猛烈にDS本体で乙女ゲームがやりたかったんです。この前新撰組を題材にしていたゲームをやったから今度はこれかな、と。


元々アニメ化を何回もしている乙女ゲームの代表作ですから、リメイク前でも問題なく楽しめるでしょうという気持ちで。
10年くらい経って忘れた頃に真改(リメイク作)をプレイして2度楽しむ予定だったり。なんかあっちは攻略対象が増えているみたいですしね。


ちなみに自分はついこの間新撰組についてちょっと知った程度の状態です。それで「まあ近藤と土方は攻略対象だろ」ていうくらいの認識でいたんですよ。

そして攻略対象を見てみると…
【土方・沖田・斎藤・藤堂・原田・風間】

近藤さんは妻子居るから確かに攻略対象じゃないかも…いや風間って誰だよ⁉︎

気になって気になって仕方ないけれども、この手のゲームはノーマルEDからやるって決めているので、最初は誰ともくっくかない方針でプレイしております。


前置きが長くなりました。そろそろ感想にします。
書き直すのも面倒なんで、一章読む毎に書いていた感想そのまま載せますね。


※※ネタバレ注意※※ 

一章

主な出来事 : 土方さん大阪出張〜池田屋〜禁門の変

薄桜鬼はアニメ放映当時に1話だけ視聴していたから、なんとなく冒頭は分かるんです。…確か主人公ちゃんがなんかアレな隊士に襲われて、新選組に拉致られるんでしたっけ?

実際その通りでしたけど、千鶴ちゃんが京に来た目的などすっかり忘れている部分も多かったです。

それで千鶴ちゃんが新選組に保護されたのが、池田屋事件の半年ほど前。(文久3年の12月くらいでしたっけ?)
これだと芹沢さんの出番がギリギリありませんでしたね。ちょっと寂しいような気がします。


芹沢さん居なくても、千鶴ちゃんは屯所を出られるようになるまでに何ヶ月もかかってるからなあ。彼が生きていたら余計にトラブル起きて大変なことになりそうなような。


序盤は幕末(というより新撰組)に関する説明は薄い気がしました。用語集もオリジナルの人物と実際の用語が混ざっているから、先に予習が必要だったかもしれません。

でも流石乙女ゲームなだけあって、誰が何をしていたかっていうのはわかりやすかったです。


禁門の変とかで、「誰々についていきますか?」て選択肢がでるところで千鶴ちゃんが内容を整理してくれるから、状況把握が楽でした。これで自分の中でゴチャゴチャしていた知識も結構まとまりました。

自分の知識なんて、池田屋に打ち入った大まかな人物すら怪しかったんですけどねー。そんなに多くないはずなのに。沖田さんと…誰だっけ?ってレベルで。


池田屋さんといえば、なんかえらく強い人がいて驚きました。沖田さんが完全に押されてたら、多分新選組の誰も勝てないじゃん。

でもこの人攻略対象らしいし、一体何者じゃい!

その後の禁門の変でもさらっと数人ほど引き連れて出てきやがるし。ただでさえ歴史上でもなんやかんや大変そうなのに、更にやたら強い敵と戦わされるなんて、この世界の新選組は大変です。


千鶴ちゃんは(よしとけばいいのに)事件があればついて行くし…。持っているの(家に代々伝わる)脇差だけじゃないですか?家宝的なものって考えると、使い辛いにもほどがあるわ!


ハラハラするから、もっとちゃんと装備整えてからにして下さいよ。

あれか。傷の治り早いから危機意識薄いのか。

れていうか組内で役に立つなら雑用とかのほうが良くないですかね。よっぽど女性側が戦力になるとかでなければ、男女混合で戦いに行くとか悪手ですよ。


攻略対象に関しては、キャラの名前と顔が結構把握しやすくて助かりました。こういうときに歴史ものって便利です。普段だったら攻略対象のフルネームなんて、その人のルートに入ってようやく覚えられるもんですから。


1章の情報まとめ
・なんかゾンビみたいなやつがいてやたら凶暴
・そいつらを一般人に知られないように新選組幹部頑張ってる
・そいつらは新選組幹部には新撰組って呼ばれてる(新撰組・新選組ってどっちもサジェストに上がるから変換ミスしそうで怖い)
・池田屋で遭遇したやたら強い人がゾンビどもと何か関係ある?



二章

主な出来事 : 伊東甲子太郎さん入隊〜山南切腹〜松本良順来訪〜将軍死亡〜制札抜かれる〜家慶就任〜天子死亡〜

山崎さんの隠密スタイルがこの作品では1番カッコいいと思います。


作中で1年以上経ったけど、千鶴ちゃんはトレーニングとかしてるのでしょうか?家に伝わる脇差を毎日ふりふりしているのを想像すると萌える。


伊東さんはもっと真面目な印象があったから、この人キャラ濃い…ってなりました。なにこのオカマ甲子太郎。

山南さんは攻略対象じゃないし普通に死ぬだろー、と思わせてからの薬で復活にはびっくりしました。確かに表向きには死亡しているから、史実には沿っていますね。
まさかとは思いますが、芹沢さんが復活してきたりは…しないですよね?

この世界の新選組は抱えている秘密があるから、外部の人入れまくるのも困った問題ですよー。既に隠しきれそうにないじゃないですか。
オカマ太郎さんが山南さんにバッタリあったときの反応が気になります。


松本先生が来たときに、今まで気にしてなかったけど、どうしても気になってしまったところがあります。

寺で暮らしているのに不衛生になっているってところが…。

男の大所帯で掃除もろくにせず寺に泊まっていたらまあ、追い出されますよね。



2章の情報まとめ
・新撰組とは、幕府からの命令による薬の実験された隊士たちのこと。千鶴パパも実験してた。
・山南さんは薬の改良をしていた。頑張った結果、ゾンビ化せずに割と理性は残せたらしい。誰にも試していないというのにスゲーよな。どうやったんだろ?
・南雲さんとかいう人達は鬼とかいう存在らしい。だから誰だよ南雲さんって。
・南雲さんは千鶴を狙っている。つまり千鶴も鬼?
・新撰組という名前が、羅刹隊という字面だけは超格好いい名称に変化。今までよくあんなややこしい名使ってたな

大体分かってきたような。鬼系のほうもストーリーに絡んできてややこしくなってきました。



三章

主な出来事 : 伊東さん離脱〜大政奉還〜油小路事件

千鶴ちゃんが日々トレーニングをしていたということが分かって、なんか安心しました。


伊東さん離脱はまあしゃーないです。

実際新選組に入ってみると幹部にはなんか秘密事があるみたいだし、秘密が明らかになったらなんかやばい感じのする内容だったし。


方向性の違いを差し置いても嫌ですよ。そのあとすぐ敵対して来なければよかったのですが。


坂本さん暗殺あたりで思い出しましたが、今作だと武田さんが顔出してこないですね。山南さんが暴れ回っているから出番削られましたか。一応検索したらビジュアル出てくるんだけどな。


油小路事件では、さすがの千鶴ちゃんもお留守番のようでした(選択肢によってはついていきそうですが、元仲間と戦う戦場にこの主人公を行かせてはならない気がします)
 


3章の情報まとめ

・千鶴ちゃんもやっぱり鬼、ついでに薫ちゃんも鬼。その割にはこの主人公弱いけど、なんか理由あるのかな。
・南雲さんがやって来ていたのは単に千鶴を嫁にするため。鬼の人たちってプレイ時間的に20分おきくらいに現れるから、超頻繁に通いに来ているイメージができた。
・羅刹と化した山南さんが理性崩壊気味。でもリアル鬼には勝てないくらいの強さ。
・羅刹隊にする人は、主に脱走とかで粛正対象になった連中?平助くんも羅刹になっていたし、死亡扱いになった人はだいたいそうなのかな。



四・五・六章

主な出来事 : 大政奉還〜戊辰戦争〜甲府〜会津〜北海道へ
千鶴ちゃんが屯所でお留守番だから、戊辰戦争の開戦がわかり辛いです。

井上さんとはぐれたところからしばらくは風間さんルートっぽいので、そっちで感想書くとします。

大まかに書くと、新選組と離れ離れになってしまったから、(パパさんも見つけたことだし)合流しようとする という内容でした。

主人公の目的って確か父を探すことだったと記憶しているため、もう新選組と合流する必要はなさそうなんですよね。でも何年も同じ屋根の下で過ごしてきた仲間なわけで、そう簡単に離別すると割り切れるものでもなかったのでしょう。

戦いについて行っても自殺行為なだけなきはしますが。気持ちは分かるが行くな。


新選組を追って会津へ行くと、斎藤さん死んでるって話がでていて大変驚きました
…ん?あれ、多分誤報ですよね?流石に斎藤さんは生き残りますよね?



終章

主な出来事 : 五稜郭に行った

すれ違い続けて結局誰とも出会わずにエンディングになりました。5〜6年ほど一緒にいた仲間を探してたのに、ほとんど死亡していて会えなくなるのは悲しいですね。

とりあえず、正史で生きていた斎藤さんと永倉さんでも探すと良いと思いますよ。


攻略対象では新選組とはぐれてから最後まで千鶴の旅について来てくれた風間さんが謎でした。あっさり去って行きましたけど、本当なんのためにきたんでしょう。ただの良い人ですか。



そんな感じで1周目終了です。
アニメ序盤だと、本当に新選組の名前を借りただけなのか史実に基づくものなのか判別不能でした。

でも実際にやってみると、(鬼の存在は秘匿されていますから)あの世界での表向きの歴史は史実とそう変わりなさそうなんですよね。


そして詳しく知らない人でもとっつきやすそうな説明の分かりやすさがよかったです。結構丁寧に作られているなーって感じがしました。


短く感想にすると、
・丁寧な文章で読みやすい。
・鬼の存在が絡むことで、山南さんと藤堂くんが生き返るといった他の新選組作品では見れなさそうな展開があって良かった。
・まだ萌えは感じていない

こんな感じですかね。概ね予想通りくらいの面白さでした。


だらだら語るのは好きなんだけど、さすがに1章ずつ書いていたら疲れました。個別はざっくりまとめて書きます。