「悪い事すると、お灸すえるよ!!」
小さい頃、言われた覚えはないですか??
 

お灸=熱い・怖い
というイメージを持ってる方
多いと思います。
 
 
確かに、わざと灸で火傷をさせて膿を出し、
免疫を上げるという方法もあります。
※現在、このお灸をしている所は少ないようです。
 
 
 そもそもお灸とは、乾燥させたヨモギの葉を
精製して作った《もぐさ》を使用して
患部の上で燃やします。



基本は、温かくて気持ちがいい治療法です!

 


下の絵は、母親が男の子を両膝に挟んで
子供の右手にお灸をしている様子を
描いた浮世絵です。
 
 

手元を拡大してみると…
 

指の先から、煙が出ていますね。
 
この絵では、ものもらいに効く
ツボに灸をしていると言われています。
 
 
また、子供へのお灸は、夜泣きをしたり
キーキー泣いてしまったりする「かん虫
という症状への治療として、江戸時代以前から
広く行われていました。
 
「お灸をすえる」ことは、怖くて熱い罰ではなく
日常の事だったようです。
現在の灸は、温かい・気持ちがいい
ものがほとんどです!!
 
 
 
 
ちなみに!  
東洋医学では、赤ちゃんの眉間に
青筋が入ってると「かん虫」もち
だと、言われています。
 
お年寄りが、赤ちゃんをみて
「この子は癇癪持ちだね??」という時
眉間をみているのかもしれませんね!