最近、お料理に興味が出て来た娘。
週末ごとに、蒸しパンやマフィン、ロールパンなどを一緒に作ることが多くなった。一緒にやると言っても、あらかじめ割っておいた卵をボールに入れてくださ~い、とか、ここにレーズンをパラパラしてね~、とか簡単なことをさせるんだけど、(そんな簡単なことでもハラハラするんだけど)娘はとても楽しそう。



バレンタイン、夫には何を用意しようかな~と思っていたら、近所の商店で美味しそうなチョコブラウニーキットを売っていた。
トレーダージョーズっていう、アメリカのスーパーのもの。アメリカ~ンなブラウニー、コーヒー好きの夫が喜びそう。

むかしのとみじろうではNY直接買い付けのいけてる雑貨・食品が絶賛発売中ですよ!


私と娘が一緒に作ったよ!という感じでいいじゃん。材料を混ぜて焼くだけだし超簡単だわ。と思って数日前に購入。棚にしまっておいた。





すると、ことあるごとに娘がその箱を持って来て、「つくろう~~」と言ってくる。
そのたびにカレンダーを指差して、



土曜日になってからだよ。この日になったらパパが仕事に行っている間に一緒に作ろうね。と言い聞かせ、、、、





いよいよバレンタイン当日がやって来た。
エプロン締めて、いざクッキング開始!



ボールを用意して~
バタ~を用意して~

箱の説明書きを読む。英語で書いてある。
バター4オンス。
4オンスってどのくらい?

iPhoneで調べる。ほうほう、110グラムくらいか。
8×8の型?ふむ、これはインチだな。
ないから厚紙で作るか。



プレヒート、、余熱のことだな、これは。
350度。


ここで私は致命的なミスをする…
ミスと言うか…純粋無垢なピュアさが生んだ悲劇と言うか、ただの無知と言うか…



350度と読んで私は

「アメリカのオーブンはそんなに温度が上がるのか。さすだな」

とだいぶ的外れな感想を抱きました。



で、うちのオーブンは250度までしか上がらないけど…。まぁ250度でよく焼けばいいのかな。とあまり深く考えず、ブラウニーの生地をガンガンに余熱したオーブンで焼き始めました。




「じゃ、焼けるまでテレビでも見てるか!」と娘と一緒にソファーに腰掛けて20分くらい経過したころでしょうか…?


「まま、なんかあれ、しゅごい」
娘がキッチンを指差すので見ると…



オーブンが、煙をふいていました。
キッチン、煙でモクモク。火事みたい。



「ぎょえーーーーー!!!!!」



あわててオーブンのスイッチを切り、換気扇マックス、勝手口、リビングの窓を開け放つ…
娘も困惑して右往左往。


取り出してみると…



見るも無惨な姿。どうしてこうなった。



そしてやっと、そうか…日本とアメリカでは温度の…摂氏と…華氏っていうの?違うんですね…ということに考え至りました。

またiPhoneで調べると、華氏350度は摂氏175度くらいでした。そりゃそうだろ。350度で焼くお菓子ってなんだよ。全部炭になるわ!!!とツッコミ。



「まま、たべていいの?おいしいの、これ?」
と茫然としている私の裾を引っ張る娘、せ、せつない…、



しかし…


バレンタインにこのチョコブラウニーを焼くということは事前に夫にも伝えていたので、これはマズいということで、「たしかまだ在庫あったハズ!!!」と再び近所の商店に買いに走りました。




泣きのリベンジ。



今度は無事に焼き上がりました。はー、まったくもう。
で、なんとか無事に夫に食べさせることができたんですが…
夫の感想は

「鼻血出そう、コレ」

というものでした。



食べてみると、とにかく甘い。脳が溶けそうに甘い。
…なんかもう、アメリカに惨敗しましたね。完全に。





で、このバレンタインで痛感したことなんですが、先日、娘に英語教育を始めたいってことをブログにも書いて、その後、めんどくさくなって考えるのを保留にしていたんですが、こんなことにならないためにも

やっぱり英語教育は必要だね


と、改めて思った次第です。
ママみたいにならないでね…。とほほん。