浴衣は、日本の夏に着用される伝統的な着物です。
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浴衣の特徴:
- 季節: 浴衣は6月から9月にかけての夏限定の着物です。
- 柄: 多くの浴衣はアジサイや朝顔、花火、トンボ、ススキなど、初夏から夏の風物詩をモチーフにした柄が使われています。最近ではバラやユリ、幾何学模様なども人気です。
- 素材: 通気性の良い綿や麻、ポリエステル製のものがあります。
- 着方: 着物とは異なり、長襦袢を着ないため、肌襦袢か下着を着てから浴衣を着ます。
- 帯: 浴衣の帯は着物より細く短く、結びやすくなっています。
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着用シーン:
- 湯上り用の浴衣: ホテルや温泉旅館で貸し出される浴衣で、旅館内での移動や寝間着として利用されます。
- 外出用の浴衣: 花火大会や夏祭りなどで着用され、はっきりとした柄や色が特徴です。着付けは難しい場合はレンタルがおすすめです。
浴衣は、素朴で洗練されたデザインと、着る人の個性を引き立てる多様性が魅力です。夏に挑戦してみてはいかがでしょうか?
浴衣の着付け方法をご説明しますね。浴衣は夏に着用される伝統的な着物で、以下のステップで着付けます。
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裾の位置を決める:
- 浴衣をはおり、衿の先から3分の1くらいを持ち上げて、裾の下のラインをくるぶしの位置で床と平行になるように決めます。
- 上前(左手で持った方)の端が体の右側にくるように合わせ、下前(右手で持った方)を上前の下に入れ込み、浴衣の端を少し上げます。
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腰ひもを結ぶ:
- 腰ひもを右の腰骨のすぐ上あたりにあて、後ろへ回して交差させて締めます。
- 下から上に2回絡めて締め、余分なひもは腰に巻いた部分に引っ掛けて落ちないようにします。
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おはしょりを整える:
- 手の側面を使っておはしょりを整えます。身八つ口(両脇の空いている部分)から手を入れて前のおはしょりを整え、後ろも同様に整えます。
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衣紋を抜く:
- 左手で左右の衿を合わせて持ち、背縫い(背中の中心の縫い目)を持って前後に引きながら衣紋の抜き具合を調整します。
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コーリンベルトをとめる:
- コーリンベルトを左の身八つ口から入れ、下前のおはしょりを三角に折りたたんで胸の下のあばら骨の上あたりで衿を挟んでとめます。
これで浴衣の着付けは完了です!キレイな浴衣姿で素敵な夏の思い出をたくさん作ってくださいね。
浴衣を着る際には、涼しげで華やかな印象の髪型がおすすめです。以下に、ショート、ミディアム、ロングの長さ別に浴衣に似合う髪型をご紹介します。
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ショートレングス:
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ミディアムレングス:
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ロングレングス:
前髪ありのスタイルも可愛らしい印象になりますので、バランスを考えて髪型を選んでみてくださいね!