梨について。

まず、梨は「和梨」「西洋梨」「中国梨」の3つのタイプに分けられます。それでは、それぞれの種類と特徴を見てみましょう。

  1. 和梨(日本梨)

    • 和梨は日本で最も多く栽培されている種類で、果皮が緑色の「青梨」と果皮がコルク化した褐色の「赤梨」に分けられます。
    • 代表的な品種には「幸水」「豊水」「新高」「二十世紀」「あきづき」などがあります。
    • 和梨はさわやかな甘味とみずみずしい食感が特徴で、8月から10月にかけて旬を迎えます。
  2. 西洋梨

    • 西洋梨はひょうたん型をしており、香りがよく、ねっとりとした食感があります。
    • 代表的な品種には「ラ・フランス」「ル・レクチェ」「バートレット」などがあります。
  3. 中国梨

    • 中国梨は西洋梨に似たひょうたん型をしていますが、流通量は少ないです。
    • 代表的な品種には「千両(身不知みしらず)」「鴨梨(ヤーリー)」があります。

梨は水分が90%以上で、硬い組織が独特の歯触りを生み出しています。種類によって食感や味わいが異なるのが魅力です。

また、梨は古代から食用にされており、弥生時代(1〜2世紀頃)の遺跡から炭化した梨の種が発見されています2。日本では奈良時代に栽培が始まり、江戸時代には100を超える品種が栽培されていました3

どの梨も美味しく、旬の時期にぜひ味わってみてくださいね!🍐

 

梨の保存方法についてご紹介☆

  1. すぐに食べる場合

    • 購入して1〜2日で食べるなら、直射日光の当たらない冷暗所に置いておきましょう。ポリ袋に入れるか、新聞紙で包んでからポリ袋に入れて保存します。食べる少し前に冷蔵庫で冷やすとおいしく味わえますが、冷やし過ぎると甘味が薄れることがあるので、冷蔵時間は2時間くらいがおすすめです。
    • 気温の高い時期や適当な冷暗所がない場合は、冷蔵庫の野菜室に入れておくと安心です。半分にカットした梨はラップで包んで冷蔵保存して、翌日には食べきるようにしましょう。
  2. 数日保存する場合

    • 気温が比較的高い時期に3日以上保存するなら、冷蔵保存がおすすめです。果実が乾燥しないよう、新聞紙などで1玉ずつ包んでからポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。状態がよければ1週間くらいは日持ちします。食べるちょっと前に冷蔵庫から出しておくとよいでしょう。
  3. 食べる順番

    • 赤梨は赤みが強いものから、青梨は黄色みが強いものから食べていきましょう。完熟すると果皮のザラザラ感が減るので、同じ色味ならザラザラが少ないものから消費するとよいです。
  4. 箱買いした場合

    • 一度すべて出して、熟度の進んだものから食べるようにします。赤梨は赤っぽいもの、青梨は黄色っぽくなったものから消費していきましょう。気温の高い時期は冷蔵保存がおすすめです。
  5. 冷凍

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

梨は美味しく長持ちさせるために、これらのポイントを覚えておいてくださいね!🍐