種や豆の「毒の無力化」を伝統的な処理として先祖代々受け継いできたのです。
註)まごわやさしい
豆、胡麻、ワカメ、やさい、しいたけ
玄米は長時間水に浸して炊飯していましたし、
大豆や豆類も長時間水に浸して加熱するか発酵させて食べています。
味噌、醤油、納豆など、大豆を加熱して発酵させています。
こうすると酵素抑制物質が無力化して高い栄養価を使えるようになります。
じつは玄米も大豆も生食するとお腹を壊します。
古代の人類は「火」と「発酵技術」を使うことで種を活用できたのです。
栄養価が高くて貯蔵できる
穀物と豆を「食べられるようにできた」ことが[文明]の出発点だったのですね。
ところが近代は科学が発達したので、
そのような古代の知恵をバカにして[忘れる風潮]が始まりました。
それが現代の肥満と体調不良の原因だと思います。
抗生物質のおかげで感染症が治るようになり寿命が伸びましたが・・・
多くの方が肥満と生活習慣病と原因不明の体調不良で悩むようになったのです。
現代では人気の豆乳も気をつける必要があります。
しかし「伝統的な和食に戻れ」とは言えません。
何が原因で肥満と体調不良になるのか理解していないと間違います。
問題なのは
ほとんどの食材を輸入しているのが日本の実態だからです。
たとえばトマトやナスなどのウリ科とナス科の野菜は、
やはり種のような毒をもつのですが昔の日本人は腸が丈夫だからさほど問題ないのです。
トマトやナスやスイカなども、
よくよく考えれば果実の中に大量の種が入っているでしょう?
これが曲者なのです。
ところが現代の日本人は腸の不調に悩まされています。
このような状態だと「野菜の持つ毒素」に負けてしまうのですね。
それが腸の不調をより悪化させて、
それが肥満と体調不良の原因になってしまう悪循環なのです。
皆さまも、お大事に。