ほぼほぼ 映画依存症

ほぼほぼ 映画依存症

映画のあらすじや感想を、個人的見解から評価。
男前俳優 or マッチョ俳優が出演している場合のみ、
ちょっと甘めの評価になるのが、
たまに傷かな。

11月に観たBEST3★


■ゲイカップルとダウン症の養子・・・・・・・・・・チョコレートドーナツ
■死体安置所から消えた妻の死体・・・・・・・・・ロスト・ボディ
■ヒステリーは病気ではなかった・・・・・・・・・・ヒステリア

▼ちょっと意外な★おススメ作品▼
■ウマくいきすぎる実話・・・・・・・・遠い空の向こうに
■リアルな「絶望」・・・・・・・・・・[リミット]
■アメリカ先住民じゃないよ・・・・・・世界最速のインディアン

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★★★☆☆
公開:2015年
製作:アメリカ
監督:クリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、サイモン・ペグ、レベッカ・ファーガソン、ヴィング・レイムス、ショーン・ハリス、アレック・ボールドウィン、他
原題:Mission: Impossible ? Rogue Nation




あらすじ:
IMFのエージェントであるイーサンハントは、謎の組織「シンジゲート」を追っていた。しかし、情報は「シンジゲート」に筒抜けで、逆に罠にはめられて捕まってしまう。その後、謎に美女に救われて「シンジゲート」から逃れたイーサンだったが、IMFは解体し、追われる身となってしまうのだ。イーサンは身を隠しながらも「シンジゲート」を追い続け、彼らの正体を徐々に明らかにしていく。

感想:
ミッションインポッシブル5作目で
いつも通り奮闘するイーサン・ハントを描いた
アクション作品。

レビューを書くかどうかためらうほどの、
いつも通りの展開と内容ではあるが、
「ミッションインポッシブル」シリーズファンからすると
〝いつも通り”が大事なのだろうと思わせるような
王道の「ミッションインポッシブル」であり、
王道のトム・クルーズだ。

映像加工技術が発展するにしたがって、
アクションがどんどん派手で大胆になっていっている
今シリーズだが、
やはり今回も、スリリングで面白い。
見せ方もやはり上手く、
トム・クルーズの使い方もいい。
でもそれは、いつものことであり、
その場は面白く感じるが
後々覚えているかと言われると
印象に残らないというのが正直な感想だろう。
私自身も、今作をだいぶ前に観ながら
レビューを書くのを忘れていたのだから。

まぁ、
『007』シリーズなり、今シリーズなり、
それを期待して観ている人がいて、
それで大きな興行収入が得られるのだから、
「さあ、みんなで
ド派手なアクションで奮闘するトム・クルーズを見に行こうか」
でいいと思う。
あれこれレビューする作品ではないよね。


▼予告編


▼全然関係ないけれどアレック・ボールドウィン。
なぜか思い出したので(笑)
★★★★☆
公開:2014年
製作:アメリカ
監督:ウェス・ボール
出演:ディラン・オブライエン、ウィル・ポールター、カヤ・スコデラーリオ、トーマス・ブローディ・サングスター、アムル・アミーン、他
原題:The Maze Runner




あらすじ:
少年が目を覚ますと、高い壁に囲まれた地で同年代の少年らに囲まれていた。その地では月に1回、生活物資と新しい人材が送り込まれてくるだけで、彼らは自給自足の生活をしているという。そして、周りを囲む高い壁の外は迷路になっており、夜になると壁へと通じる扉が閉まるだけでなく、中の迷路まで変わるらしいのだ。
少年だけでなく、全員が記憶を無くした状態で送り込まれるため、何が起こっているか分からない彼らは、壁の外へ出る方法を模索する。

感想:
ジェームズ・ダシュナーの同名小説をもとに、
壁の外に出ようとする少年らを描いた
SFスリラー作品。

元の小説がヤングアダルト向けということで、
雰囲気やノリは
『ハンガーゲーム』や
『ダイバージェント』などの
若い少年らが世界を背負っている系の
ヤングアダルト系作品と同じような感じだ。

そのため、あらすじや予告編を見ると
『キューブ』的な何かを期待するが、
怪物的なものが登場したり、
世界の終わり的な予兆があったりと、
ファンタジーSF要素が加算されるので
「迷路の謎解き映画」ではなく、
『キューブ』を期待していると拍子抜けするだろう。

とはいえ、
それさえ納得出来るのであればそれなりに面白い。
壁が動いて迫ってくる様子はスリリングだし、
怪物的な何かも不気味で興味をそそる。
少年らが揉めたり協力したりする様子は、
若い同世代なら共感できるだろう。
さらに、
今作で迷路自体は脱出できるが
更に大きな謎が待ち受けているのだ。

3部作ということで全容が見えてこないが、
次作も期待できるレベルには仕上がっている。


▼予告編


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★★★☆☆
公開:2015年
製作:アメリカ
監督:ピート・ドクター
出演(声):エイミー・ポーラー、フィリス・スミス、リチャード・カインド、ビル・ヘイダー、ルリス・ブラック、他
原題:Inside Out




あらすじ:
人の頭の中には、ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビり、の感情をつかさどる者がいた。
ある少女は、両親の都合によって引越しをするが、彼女の頭の中の者たちも様々な感情によって多忙し。辛い思いを感じると、それを打開させようとヨロコビが奮闘するといった具合だ。そんな中、特別な〝思い出ボール”を巡ってヨロコビとカナシミが揉め、ボールを吸い込むチューブに巻き込まれて「感情の司令部」から追い出されてしまう。「思い出の保管場所」へと飛ばされたヨロコビとカナシミは、「司令部」に帰るよう奮闘する。

感想:
少女の頭の中で巻き起こる
感情を司る者の奮闘を描いた
ファンタジーアニメーション。

ヨロコビはとにかくポジティブで、
嫌な事があっても、
それを踏み台にしてプラスに置き換えられるように
感情をコントロールする。
そんなヨロコビにとっては、カナシミは必要ない。
〝楽しい”こそが全てだと信じ、
ヨロコビ自信に悪意が無くても、
まるでイジメに見えるほどに
カナシミを隅に追いやろうとする姿は、
「現実でもこんな人いるよな・・・」
と苦笑いしてしまうほど。
悪意がないからこそ、たちが悪い。

そんな二人が、一緒に司令部から追い出され、
一緒に司令部に戻るうちに、
ヨロコビはカナシミの必要性を感じ始めるのだ。

イジメられっ子側(今作でいうカナシミ側)の人間が描いた
B級ホラー映画などを普段見ていると、
なんて上から目線な!!
と驚くほどの展開である。
ウジウジしている子がいても助けてあげましょう的な、
人それぞれ役割があるので助け合いましょう的な、
押しつけがましい苦手なにおいがプンプンなのである。

しかし、ここで原題に気が付いた。
邦題は「インサイド・ヘッド」
で、inside of the head、
つまり、頭の中という意味にしたのだろうが、
原題は「inside out」であり、
「裏返し」という意味である。

「裏返し」と思って観てみると、
なんとも上手く作られた作品に感じるであろう。
ヨロコビとカナシミは表裏一体になっている、
カナシミがあるからこそのヨロコビ
ということなのだ。

タイトルが変わっても印象は変わらない作品もあるだろうが、
今作のような作品の邦題を違う意味にしてしまうとは、
なんとも酷い有様。
さらに、
いつも思うことだが、
邦題付ける人って、作品観てないよね。


▼予告編