少し前に、カウンセリングの講座で、「認知行動療法」を勉強しました
「認知行動療法」とは、「うつ病」や「不安障害」に効果があると言われている心理療法で、
病気の原因になっている認知や行動の悪循環となっているパターンを見つけ出して、
それを良い循環に変えていくことで、症状を改善することを目指すもの・・・、
だそうです。
こう言われていも、全然ピンとこなかったのですが・・・
自分の持っている「認知のゆがみ」に着目すると、けっこうすんなり理解できました。
「認知のゆがみ」には、いろいろなパターンがあります。
たとえば、代表的なものは、
・「すべてかゼロか」思考
→ 「良いか悪いか」、「0%か100%か」といった二者択一的な考え方をしてしまう。中間がないこと。
(すべての人に好かれなければならない・・・など)
・レッテル貼り
→ 自分のだめな部分を拡大して、それが自分の本質であるかのように思いこんでしまうこと。
・拡大解釈と過小評価
→ 自分の失敗を過大に考え、長所を過小評価してしまう。逆に、他人の成功は過大評価し、他人の欠点は見逃す。
(第一希望の学校に入れなかったから、私の人生はもう終わりだ・・・など)
・「すべきである」思考
→ 「こうすべきだ」とか、「こうあらねばならない」などと、自分で厳しい条件を設けてしまうこと。
このほかにも、「マイナス思考」とか、「感情的決めつけ」とか・・・、いろいろあります。
私自身にも、当てはまると思うものがいくつかあって、ちょっとブルーに・・・
でも、いわゆる「健常者」といわれる人にも、意外と、「認知のゆがみ」があったりすると思います。
「認知行動療法」では、まずは、自分の「認知のゆがみ」に気付いたうえで、
少しずつ、ゆがみを修正していくんです。
カウンセラーとして開業したら、クライエントさんのお話を丁寧に傾聴しながら、
「認知行動療法」も取り入れて、
少しでもクライエントさんが楽になれるお手伝いができるようになりたいな~と思います