2022年4月から、高校で金融教育が始まりました。
家庭科の先生たちは、悩みに悩んだとか~
家計簿ぐらいのお話はしても、家庭科の先生が金融課題に長けているとは限りません。

それは、家庭科の先生だけのお話ではありません。
日本全体で見てみましょう。
2002年 現金・預金約54% 株式・投資信託・債券など約10% 保険や年金など約36%
2021年 現金・預金約54% 株式・投資信託・債券など約16% 保険や年金など約30%
この約20年の間を見ても、投資は6%しか増えていません。
そして、リスクを好まない日本人気質を表しているのが…
現金・預金のパーセンテージは2002年と2021年は、同じなのです。
ちなみに…
欧州    貯蓄 約34% 投資30% その他36%
アメリカ  貯蓄 約13%  投資55% その他32%

アメリカでは、CEE(経済教育協議会)の金融教育で投資方法とリスク、
引退を見据えたお金の貯め方などを約20の州で学んでいるそうです。

株や投資信託というと…リスクのあるもの。
ギャンブルのように感じる方もいらっしゃるようです。
タンス預金が多いとされる日本。円を持っていてもインフレの影響で
現在の100万円が80万円ぐらいの価値になるかも?を念頭に…
資産を運用して、増やすことも確かに大切なことですね。

岸田内閣も、「貯蓄から投資へ」とは言うものの…
投資も資金が無ければ始められませんよね。
2019年時点の、平均貯蓄は約1077万円。例えば…
高齢者世帯が約1213万円に対し、母子家庭は約389万円。
貯金が無い世帯も一定数いらっしゃいます。
そのあたりが日本の今後の課題となりそうです。

子育て中で、少し余裕がある方は、自分も体験することが大事。
銀行に預けても金利は良くありませんし、元本保証のある国債から
始めてみるのも良いかもしれませんね。

高校になっていきなり難しい金融教育ではなく…
小さいうちから少しずつ…
キッズマネー講座なども開かれていますよ~
昔は、貝殻や塩がお金の代わりだったとか~物々交換をしていたとか~
そんな情報を学びながら、お店やさんごっこを体験したり…
夏休みにはいろいろなイベントが開かれるので、チェックしてみてくださいね。