本をパラパラとめくっていたら、こんな言葉が飛び込んできました。
「負けというのは、他人をうらやましがることではなく、
自分が持っているものを忘れてしまうこと」
うわ~、これは本質を突いた言葉ですね!
うらやましいと思っているときの心理というのは、
他人は「ある」けれど、
自分は「ない」と思っているんですよね。
それで、負けていると思ってしまうのです。
さらに、それは「その部分」だけかもしれないのに、
「自分全体」が負けていると思って、
悲しい気持ちになってしまうこともあります。
でも、その人が持っていなくて、
自分が持っているものだってあるんですよね。
「あの人には素敵な御主人がいるのに、
私には・・・」
と思う時、
「あの人は御主人がいるから、
他の人とはもう恋愛できない」
という、その人の「ない」に気づいていません。
そして
「フリーの自分は恋愛し放題!」
という自分の「ある」に気づいていないのです。
負けているのは自分の「ない」ではなく、
自分の「ある」に気づいていないこと。
世の中には「勝ち組」「負け組」という言葉もありますが、
「一部分」のある・ないを見て、振り分けているだけ。
それに踊らされるよりも、もっと大事なのは
<自分の「ある」をしっかりと認めること>。
そうして、
「自分はあの人の持っているあれはないけれど、
これは持っている。
あの人はあれを持っているけれど、
これは持っていない」
ということが分かってくれば、
<人それぞれ>
ということが分かって、
<比較する>
のではなく、
<認める>
というフェーズに行けば・・・。
うらやむ代わりに
「あの人はああなんだな」
「そして自分はこう」
と、「人と自分の個性や、やることの違いというだけ」なのだと
分かるんですよね。
・・・とはいえ、分かったようなことを言っている私も、
「あの人はいいなぁ」
と思うことはあります(笑)
そりゃぁブレイクしていたり、
活躍していたりする人を
うらやましく思いますよ!(笑)
でもそれと同時に、
「あの人はあれを経験する必要がある。
けれど自分に起こらない、
もしくはそのために頑張ろうという気にならないなら、
それは自分が経験することじゃないってことかな」
と思っていたりもするのです。
私がいま経験することは別にあるから、起こらない。
けれど経験する必要がある時が来たら、
自分にも起こるだろう。
そんな感じで、軽い気持ちでいると、
自分も経験する機会が
ふいにやってきたりもするんですよね(笑)
<本当の負けは、
自分の持っているものを忘れていること!>
覚えておきたい素敵な言葉です^^