過去の連載はこちらからどうぞ！
「卵巣が腫れている。手術の必要がある」
そう知らされてから「なぜだろう？」と
幾度となく思いました。
食生活も野菜中心のバランスがいいもの。
睡眠も7時間くらいとっているし、
酒もたばこもやりません。
「せかしあ」しているので、
自分にストレスがかからないようにし、
気持ちも明るめです。
体の大きな不調も感じていなかったので、
「私が病気になるはずがない」と
ずっと思っていたのです。
けれど、「なぜだろう？」と
自分に問いかけると、
自分の中から、ぽつりぽつりと
浮かんでくる思いがありました。
一つが、「体温」です。
すごく冷え性、というわけではないものの、
夏でもなんとなく冷えている感じはあり、
血の巡りが悪い気がしていたのですが、
とくに対策をしていませんでした。
体温が低いと、免疫力が下がると言います。
もう一つが、「女性性」です。
私は以前、婦人科系の不調が出る人は、
男勝りで働いたり、
生理や出産などが嫌で、
女性性を否定している人がなりやすい、
と聞いたことがありました。
私は結婚はしたものの、
出産に関しては、高齢出産の不安もあり、
前向きではありませんでした。
それで卵巣が、「自分はいなくてもいい」と
思ったのかもと思うと、
すごく申し訳ない気がしました。
ただ、何かのサイトで、
「体の悪いものを、あまり使わない臓器が引き受けてくれる」
というのを読んだのです。
脳や心臓は、失ったら死んでしまいます。
だからそこの代わりに、
体に蓄積されていた良からぬものを
使っていない婦人科の臓器が引き受けてくれた。
そう考えてみると、
申し訳なくも、ありがたい気持ちになったものです。
あと一つが、「ストレス」でした。
医学博士の安保徹先生は、
「ガンはストレスによる緊張で、血流が低下し、
低体温、低酸素になった個所に生まれる」と言っています。
私は、会社で働いている方や、
人間関係などで苦労している方に比べたら
大したストレスはないと思うのですが、
やっぱり、ないわけではありません（笑）。
みんな仲良く、穏やかでありたいと思っているため、
「言いたいな」と思うことがあっても、
場の空気を読んで、お腹に溜めてしまうこともありました。
でもその「お腹に溜めてしまったもの」が、
腫瘍となってしまったのかもしれない。
周りのために良かれと思っていても、
それで自分を傷つけていたのかもしれない。
そう思い至って、言わないでおいたことを
思い切って伝えてみることにしました。
そうしたら自分に内につかえていたものがとれたし、
自分の気持ちを分かってもらうこともできたのです（*＾-＾*）
お医者さんは「ガンの原因は分からない」と言います。
同じことがあっても、なる人もならない人もおり、
複合作用もあるでしょうから、
特定ができないのは分かります。
だから、自分が「こうかもしれない」と思うものが、
自分にとっての原因であって、
それを改善することが、
自分をより元気にしてくれるのでしょう。
私は「冷え」に気づいてから、「冷え取り健康法」を始め、
・靴下の重ね履き
・半身浴を20分ほど
・湯たんぽでお腹と腰を温める
というのに加えて、代謝を高めようと
・エアロバイク20分
というのも始めました。
すると・・・
やっぱり調子がいいんですね！＾＾
術後も温めることを意識していたのが、
回復の早さにも関係していると思っています。
「キャンサーギフト（がんがくれた贈り物）」
という言葉がありますが、
このことのおかげで、
今まで気になっていたけれどやらなかったことをやり始め、
胸の奥につかえていたものをなくすことができて、
心身ともに、すごくいいことがありました。
だから、「なぜ私がガンなんかに」という答えは、やっぱり
「それで気づいて、より元気に幸せになるため」
だと思うのです。
自分の実体験として、
「ピンチはチャンス！」
を実感することとなりました。
今年のシクラメンはこの子に決定！（*＾-＾*）/