​自分軸とは


自分が

どう思うか

どう感じるか

何が大切か

などの自分の価値観や信念を元に行動すること


これが自分軸




私はずっと、「人からどう思われるか」や

人の顔色や空気をうかがって

それに沿った行動をしていました。


それは、

嫌われたくない

期待に応えたい

失望されたくない

できない人だと思われたくない


という考えや、


頑張らないと評価してもらえない

そのままの自分では誰からも愛されない


という呪いを自分にかけていたからだと思います。




だから、自分軸ではなく

他人軸で生きていました。


そして、自分を持っている人、

芯が強い人などの自分軸で生きている人に

強い憧れを抱いていました。




  ​空気を読みすぎる癖


私は、人を嫌いになることがほとんどないので、

「何をしたら嫌われるのか」

がはっきりわかっていない部分があります。


さすがに、人に迷惑をかけたり高圧的な態度をとる人には苦手意識が芽生えますが、

それによってその人に変わって欲しいと思うよりは、


『自分が関わらなければ別に良いか』

と切り離して考えてしまいます。



だから、他の人の悪口を聞いていると

「それって嫌がられるんだ」

「自分は何も感じなかったけど、人によったらそんな風に捉えられるんだ」

と、他者と自分との感じ方のギャップが見えてしまい、


自分が今まで大丈夫だろうと思っていた言動や行動も、

人によっては不快な思いをさせていたのではないか


気づかないうちに嫌われているのではないか


と、怖くなっていました。

どこまでの行動が許されるのか

何を言ったら地雷になるのか

怯えていました。




だから、今まで1日の終わりに

「あの発言はよくなかったかな」

「あの人のあの態度、嫌われたかな……」

「あんなことしなければ良かった」

など、1人で反省会ばかりしていました。


その日にあったことだけでなく、

過去の出来事についても、何年経っても

思い返しては暗い気分になっていたことも

多々ありました。




それが、いつのまにか思い出さなくなっていました。

反省会もしていません。

もちろん、仕事で失敗したりして落ち込んで

その時には反省します。

でも、最後には「次はこうしよう」と思ってそこで切り替えられています。



  ​嫌いだった自分


以前は、

「こんなことした私ダメ人間だ……」

「こんなこともできないなんて……」

「他の人はできているのに……」


と、自分で自分を追い詰めていました。

そして、ネガティブ沼のループにハマっていました。



失敗したのは事実。

それは受け止めて反省すれば良い。

でも、それを起こした自分のことは否定しなくて良い。


『罪を憎んで人を憎まず』


この言葉は、

自分にも当てはまるのではないかなと思いました。



今まで、自分のことがものすごく嫌いでしたが、

今思うと当たり前だと思います。

もし人に上記の様なことを言われ続けていたら

もちろん不快だし嫌いになります。

でも私はそれを続けていました。


小さなことでも良いので、

それも自分だと認めることが大事なのかなと思います。


自分以外の人にはなれないので

嫌いでいるより自分を好きでいる方が

私は楽に生きられています。





  ​自分軸


他人の考えなんて結局考えてもわからないし

何をしても嫌われる時は嫌われる

別に全員に好かれなくても良いや


と、ある意味諦めにも似た考えに至り、

自分が好きな自分。

自分がモヤモヤしない行動

を判断基準に生きる様になりました。



今までは、人に必要としてもらわないといけない。

愛してもらうには頑張らないといけない。


そう思っていましたが、

『人から必要としてもらわなくてもそのままの自分に価値があるし、愛は自分が与えてくれているから頑張らないで良い』

という軸があるから他者に左右されない生き方を選択できるようになったのかなと思います。



そうやって、いつのまにか

ブレない自分軸を手に入れていました。

自分軸の作り方、鍛え方は色々ありますが、

私の場合は自己愛や自分との向き合いによって

見つけられたのだと思います。