経営にITを活かす☆ 赤字&経営難な大型店舗 | 加藤裕子のインターネットを経営に活かすブログ

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インターネットで、「売れる」を企画する会社 エイプラスワイ代表のブログです。

IT化アドバイザー@加藤です。

経営にITを活かすシリーズ・・・ 今までの実話でありますが、顧客様であるため、名前を出すことはできません・・・

これも、名前を出すわけにはいかない、4年前に手掛けた案件であります。
こういうパターンもあるんだ・・・ていう例です。


赤字&経営難な大型店舗様のIT戦略。


「 従業員は全員辞めてもらいました。 
ずっと気が落ち着くことがなくて、夜も眠れません。

兄弟でやっていってますが、今まで代々この場所で商売をやってきた
親父や祖父の事を思うと・・・
でももうどうしていいかわからないんです。」



悲壮な様子でやってきたのは、某オート系大型小売&サービス請負店舗のオーナー社長。

3階建ての大型店舗には、商品&在庫が沢山ありました。
すぐ斜め向かいには、同業大手の店舗、 数軒先にも、同業大手の店舗・・・
見える範囲だけでも、コンペティターが数件乱立状態です。


私@「 この商材は? 掛け率はいくらですか? 委託ですか?買い取りですか?インターネットの腕前は?どんな商材が売れていますか?」


大型店舗にぎっしり詰まっている状態の在庫&商材は、ほとんどが買い取り商材。しかも、3年以上店舗に置いたままの凍結状態の商材も多数ありました。


通常、オート関係の商材でしたら、 Yahooオークションで販売したり、ヤフー系ショップで販売するのが一番よく売れるんですが、このオーナー様のお店では、それができない理由がありました。

社長@「 掛け率が・・・8掛けで買い取りしているんです。 それでないと取り引きしてもらえなくて・・・」


私@「 買い取りなのに、8掛け! それはひどいですね。交渉できなかったんですか?」

社長@「 メーカーさんが・・・それ以下だったら、大手に回すから・・・ていう理由で無理でした。・・・そんなことされたら、向かいの店に在庫があるのに、この店は品揃えが悪い・・・て客足が遠のくでしょう?」


▲という理由で、定価の8掛けで買い取っている商材たち・・・

ヤフーや楽天に出店すると、 手数料やら、システム利用料やら、広告費やら・・・

最低でも売上の2割は経費としてみなくてはいけません。
8掛けで買い取りしている商材だと、ショップモールで売ることはできませんでした。


私は財務状況が気になったので、別のコンサルタントさん(銀行)にお願いして財務を見てもらうのと同時に、

一番経費の掛からない形で、少しでも在庫を売る

という形をとることにしました。

経費はかけられないので、県の補助制度を使うことにしました。

補助金で、インターネットの操作方法を私が教え、社長自身で、ネットショップを作成し、
運営して売ってもらう・・・ という方法です。


4回のレクチャーで、なんとか、
自分たちだけで、月間20万程度、在庫を売ることができるようになりました。


追い打ちをかけるように出てきたのが、店舗が建っている土地のオーナーからの立ち退き要請・・・

当時の社長は、とても痩せていて、思いつめた表情で、 手がガザガザに荒れていました。
小刻みに震えているのがわかり、 いかに心労があるか、追い詰められているかがわかりましたので、なるべく社長の話を聞くようにしました。


委託品をメーカーに返品しつつ、残った在庫を、ネットで販売

すこしずつ、大型店舗を閉める方向に進めました。
4か月後、お店は廃業しました。

社長は、自宅に在庫を置き、自分たちの給料くらいはネット販売で出せる状態になっていました。


この社長から、 私の所に、お茶&お手紙 が届きました。

先日、無事にお店を終わらせることができました。
こんなにお世話になって、こんなお礼しかできずにすみません。
いろいろありがとうございました。



経営にITを活かす・・・ こんな方法もあるんです。

☆赤字&経営難大型店舗のインターネット対策

一番お金のかからない形で、在庫をネット販売し、顧客&
最低限の生活の糧を確保しながら、固定費垂れ流しとなる店舗を閉めていく。