いわゆる「街の米屋」が存亡の危機に

 

そもそも、登録制、免許制で新規参入が限られていた食管法は30年前になくなり

 

作る自由、売る自由といわれた

 

作る自由は交付金、補助金で事実上減反政策維持され

 

売る自由の方はどこでも販売出来るようになりました

 

街の米屋かどうかというのは、

 

袋詰めされた白米を販売するというのではなく、玄米で仕入れて業務用、家庭用に精米して商品化出来るかどうか

 

わたしは、米屋を追い込んだものに「産地・銘柄・産年」という3点セットが大きいと思う

 

 

白米にして〇年産新潟コシヒカリ

 

なら、

 

おたくはいくら?

 

ということになります

 

差別化は「価格」ということに

 

これでは商売になりません

 

 

生産者はどこに販売してもOK

卸業態、小売業態であってもどこから仕入れてもOK

 

ところが、食管法時代の取引の名残りというか

 

卸とか小売とか自分の頭の中でまだ仕分けしている

 

 

もう、そういうものは無いのに・・・

 

 

差別化できるものはないか?

 

顧客が求めているのはなにか?

 

 

 

自社、自店をどうブランド化するか?

 

 

わたしは食管法時代からそれを追い求め

 

産地銘柄でなくブレンド米の自社ブランドにも挑戦していました

 

最高ランクのものは「無限」という商標


40年くらい前の商品です

 



 

一番の売れ筋は「極(きわみ)」というブランドでした




 

 

1994年に今の会社になってから

1995年の食糧法に合わせ、生産者との直取引に変更し

 

生産者を前面に出すブランド化戦略にしました

 

 

昨年からの米不足でも弊社の場合は安定仕入、安定販売が出来ました

 

上場大手企業とも専門性活かして取り組みしています

 

規模を求めるのではなく

 

専門性を求める

 

その会社でなければできないことを求める

 

大手が出来ないことをやる

 

食品は美味しくなければならない・・・

 

 

やり方はいくらでもあります

 

 

廃業する米屋が増えていることがさみしい