元特捜検事で「裏社会」の弁護士になった「田中森一」氏の自叙伝です。

数々のヒット作を世に出している、あの幻冬舎から。

本の内容を解説することはしないことにします。
これは読んだ人の価値観でかなり異なると思うからです。

ごく一般の日本人の生き様とは違う人生を歩んできた田中氏のものです。

検察という国家権力の一部を暴露していること。

自身が検察を辞め、バブル時代に裏社会の人間や企業団体の顧問弁護士になり対峙してきたこと。

ここまで実名を出してよいのかと思うほどだ。

壮絶な人生。

自身が逮捕され独房で沈んでゆく気持ちなどはグッとくる。

ハードカバー本で410ページ。400字詰め原稿用紙820枚という。

久々に読み応えのある本でした。

また、人生を振り返るにも格好の本であると思いました。