昨日は、ビール、日本酒、ウイスキーの国産の話をしましたが、原料は米を除いて、ほとんど輸入ですね。

一国では生きられない、複雑な構図になっていることは事実でしょう。


米のことを記します。


昨日、空港で幕内秀夫さんの本(体に良い食事ダメな食事)を読んでいたら、おもしろいことが書いてありました。

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偏食のことです。

アメリカの子供やフランスの子供が味噌汁が嫌い。納豆が食べられない。


そう言われても納得するでしょう。


ところが、日本の子供が、牛乳が嫌い、チーズが嫌いと言ったら 偏食 だと言って叱られてしまうのです。


バランスよくなんでも食べなさいなんて・・・


それぞれの国、地方によって食べるもの。ずっと食べ続けている「食べ物」は異なるのです。


日本では、米がその中心です。


小生は 欧米コンプレックス が一番の原因であると思う。


欧米崇拝とでも言うかな。


ワインにチーズ  肉とパン  なんか、おしゃれ~ なんて思ってしまうのじゃないの~?


地産地消 ではありませんが、日本の物を中心に食べることが健康に繋がるのです。

魚も養殖モノや遠海でとれるマグロなんかより、近海でとれる安い魚、雑魚が一番良いのです。

肉はたま~に食べれば十分。

ちなみに、小生は牛乳はほとんど飲みません。


明治や大正時代の結婚は早かった。女性は15歳から20歳位ですね。

まさに、粗食でした。


それで子供を5人も10人も産んで、母乳で育てていたのです。


現代でのジョーシキである、バランスよく何でも食べる?
それで病人が多いのはどこに原因があるのでしょうか?


米中心の食生活が日本人には一番合っていることを再認識しなくてはと思います。


WTOの関税引下げ問題。


米は例外措置を日本は主張していますね。


関西流に云えば「アホ」 関東流に云えば「バカ」


としか言いようがありません。

中途半端な妥協。
価格維持もできない。直接支払いも少し。中途半端な関税引下げ。
これでは改革はできません。

ただ、農村が疲弊するだけです。


関税引下げを受け入れる。


米生産農家は集約する(集落営農はダメ)


そこに「ドーンと直接支払い」をする。


日本の消費者が負担している「国産維持費」は5兆円に上るそうです。
仮に米を全額負担しても、1,7兆円であると勉強会で聞きました。


乱暴な言い方をすればそういうことです。


日本の田舎を守る。

水田が果たす役割は、国土保全という観点からみても大きなものがある。

日本の食生活の観点からも米食を推奨する。

価格はドーンと安くなる。

国を挙げて「国産」を推奨するべきです。


正々堂々と「日本にとって米は特別な存在なのだ」と主張して欲しいなぁ。

そして、日本の国民に対しても。


短い文章で言い表すのは難しいので、誤解を招くことがあるかも知れません。


キモチを汲んでくださいまし~