うそは泥棒の始まりと子供の頃教えられた。

日本の信頼社会では、他人のモノを盗むという行為は特に軽蔑されることでした。

村社会では、幾代も何十年もその地域に暮らしていますから、誰が信用出来て、誰が嘘つきか見抜かれています。

ところが都市部では、隣に住む人がどういう仕事をしているかも知りません。

日本人のDNAには、他人は信用するものだということが刷り込まれているようです。

振り込め詐欺などの事件はそんな気がします。


企業社会でも同様ですね。


会社の目的が  利益追求 であれば


手段は選ばず


ということになります。


会社の利益を守るために「嘘」を塗り固める。


なによりも会社の利益が優先する!

これが優先順位の一番ならそうなりますね。


会社は絶対に赤字経営は避けなければなりません。

赤字会社がどれだけ悲惨なものか、それもよく分かります。


しかし、会社の利益のために、お客様や社会を裏切ること、騙すことは最悪ですね。


大手乳業メーカー、大手食肉ハムメーカー、大手自動車会社など事件は多数ありました。

目先の利益を守ろうとして、大きな損失、信用の失墜、ひいては会社が存続できなくなる大事件に発展してしまうのです。


今回、社会を不安に陥れている、耐震構造偽造事件もそういう背景があるでしょう。


小さな会社を経営する者の一人として「嘘をつくこと」「他人を騙すこと」これはいかんなぁ~とつくづく思うのでありました。


小生が親しくさせて戴いているある先生は


会社の目的は


社会へのお役立ち


だと言います。


自分の会社はどれだけ社会のお役に立っているのだろうか?


お客様、従業員、お取引先、株主、いろいろな方々のお陰で会社は成り立っています。


感謝の気持ちを大切に。


改めて想うのでありました。