日本ではフランス車というのはマイナーな存在ですが、その希少価値が好きというヒトもいるでしょう。小生はその一人です。

振り返れば、運転免許を持ってから34年も経っているのですねぇ~

最初は兄のお下がりの、スカイラインGTだったかな。それから数えると11台ほど乗り継いできたことになります。

なぜか、フランス車に興味を持ち、現在はプジョー406クーペになりました。

プジョー社の歴史は古く、メルセデス・ベンツとほぼ同時期に始まったのでした。

世界最大のクルマ市場であるアメリカでは、日本車のシェアが30パーセントを超えていて、まだ伸びています。
アメリカメーカーのビックスリーは最大手のGMの苦戦が伝えられています。

一方、EUというか、欧州では長い間熾烈な競争をしています。

小さいクルマが多いですが、一つのメーカーが大きなシェアを持っていることはありません。

故障が極端に少なく、燃費も良い日本メーカーでも、数パーセントのシェアがやっとですね。

日本のクルマは、アメリカのメーカーのやり方に似ていて、モデルチェンジをすると、前のモデルのカゲもカタチも無くなってしまうことが多いです。

ドイツ、イタリア、フランス、イギリスなどのメーカーは、キッチリと特徴を残しながらモデルチェンジをして行きます。

モデルチェンジのサイクルも、日本やアメリカのメーカーより長いですね。

プジョーの4シリーズの始まりは、1934年にさかのぼり401の生産が始まりました。
2005年から数えると50年前の1955年に403がデビューしました。

その時に初めて外部のデザイナーを採用しました。
イタリアの、カロッツェリア・ピニンファリーナです。

今度のモデル407が出るまでに約10年掛かっています。406の本国デビューは1995年でしたから。

日本メーカーではちょっと考えられないですね。

ミドルクラス歴代写真蔵

その407のセダンとワゴンが日本でも発売されることになりました。

写真で観ていた小生は内心ガッカリしていたのでした。

デザインがピニンファリーナではないと聞いていたからでした。しかし、実物を見てビックリ!

フムフム、これはなかなかやるわいと・・・・・。

プジョー社の本気度が伝わってきたのでした。

デザインも社内デザインということになっていますが、ピニンファリーナとのコラボレーションだな、きっと。

これは、小生の推測ですが日本のメーカーも買い入れ、研究所でバラバラにして研究するでしょう。

それほど良く造りこまれています。

クルマの性能は、止める能力が最も重要です。前輪には330mm径のベンチレーテッドディスク、後輪はソリッドディスクブレーキを持ち、高度な電子制御システムを備えています。
(ABS,EBD,EBA,オートハザードランプ)

最新、新世代のEPSも装備しています。

プジョーは猫足と表現されるように、乗り心地が良く、曲がる性能も良いクルマです。
407はかなり進化したようです。


オプションで付ける装備はほとんどないね。
HDDカーナビなども標準装備で、セダン3,0スポーツが消費税込み430万円とは戦略的なプライシングだと見た。

発売以来、欧州のこのクラスでのシェアが20パーセントを超えているということもうなずけます。

なんか、プジョー社の回し者みたいになっちゃいましたねぇ~

さて、日本市場での評価がどうなるか楽しみでもあります。

407のホームページはこちら

クーペの日本登場は来年後半らしいが、さてどうしようかな