コメは足りているとずっと言ってきた農水省

 

小生も含め業界関係者は昨年夏から足りていない、来年(今年)の夏はもっと大変なことになると言ってきました

 

6年産を早食いしたので年間分足りなくなるので不足感加速しました

 

JA系統の集荷が減ったので全農から米卸に販売する量が削られた

 

なので、大手卸もスポット市場と呼ばれる業者間取引の高い玄米も手当した

 

なので、さらにスポット市場高騰した

 

それは、自社の利益増やすというより、年間供給のために在庫リスクも取りながら買い進めたという側面も大きい

 

年が代わり、今年(R7年)になっても農水の公式見解はコメは足りているというものでした

 

どこかでスタックしているとか転売ヤーが隠しているなどと

 

小生はそんなものないと言い続けてきました

 

ようやく備蓄米を入札で売却することになり

売却先はコメ会社でなく、集荷団体に出すと

集荷団体とはほぼ全農

売却の9割以上全農が買いました

1俵あたり21000円くらいか

 

それがなかなか出てこないという批判にもなりました

 

江藤大臣は講演での「米買ったことない」や「売るほどある」などと言って

辞任しました

 

進次郎大臣になり、

 

役所用語で「随意契約」で備蓄米を際限なく出す

価格も入札価格の半値くらいで横持ち運賃も国が負担する

 

 

とにかくスピードだと強調

 

しかも、売り先は米卸、精米会社すっ飛ばし大手小売会社に玄米で売却

その後、中小小売、米屋にも

 

30万トンを8月までに販売してくれと

 

6月現在、委託精米先探し、依頼、輸送、納品、米袋手配でてんやわんや

 

物理的に無理

 

弊社でも得意先から頼まれ委託精米先奔走してますが、米袋出来るのが6月末、7月8月で1万トン精米して小売するなんてまず無理

 

相当混乱すると思う

 

コメの消費というのは、家庭用と外食中食の業務用で6対4くらいの割合

業務用には目が向いていないようで、家庭用の白米5㎏の販売価格だけがひとり歩き

 

小売4000円以上になっている平均価格を3千円台に下げたい

 

この一点に集中している感があります

 

小売価格2000円前後の古古米、古古古米の備蓄米販売増えれば平均価格は下がります

 

とうとう、追加で20万トン

2021年産と5年前の2020年産

 

合計およそ80万トンを市場に出す

 

これ、やりすぎ!

 

 

消費者用に限り、業務用は不可だという

そして8月末までに完売せよと

無理筋でしょ

 

 

 

絶対量不足には備蓄米放出で埋めたがそれだけであります


弊社は備蓄米取り扱いしません

 

 

もう、関係者は7年産以降のこと

 

7年産普通に収穫出来るかどうか?

 

備蓄米荷余りにならないか

 

秋の相場、概算金、取引価格どうなるか?

 

期中に相場下げ、暴落しないか

 

いろいろ飛び交っています

 

 

わたし、常々云っておりますが、

 

全体の情勢分析、判断は必要だが、

 

自分、自社のやり方、戦略は別であると

 

 

「どこのだれになにをどのように販売するか」

 

この言葉にすべて集約されます