ぐりです
凪良ゆうさんの作品は初めて読みました
2023年の本屋大賞受賞という事で読みたくなり、ワクワク
しながら本をめくりました
内容は、私の夫は月に1回外泊をし、その間は私の夫では
ないという始まりで、そのことは妻も娘までも公認。
島暮らしの為、ご近所にも知られていて好奇の目で見られて
いるが、本人たちは特に気に病むことはなく、この珍しい
生活スタイルが日常で平然と過ごしている。さて、その生活
スタイルに至るまでに何があったのか・・ということを
主人公(暁海)と島の高校に転校してきた男の子(櫂)の二人
の目線で17歳から現在になるまでを丁寧に描いています
冒頭は、不倫物語??みたいに感じたのですが、読み進めると
一筋縄ではいかない状況が多々あり、何度も感情が
締め付けられるような感覚になりました
確かに状況としては不倫なのですが、全く不倫物語ではなく
もっともっと深いお話でした
登場人物それぞれの悩みを感じながら、強さ弱さを見て、
こういう強さを持ちたいなと思ったり、応援したくなったり
どの登場人物も丁寧に描かれているので分かりやすく、
読みやすく手が止まらなくなりました
途中、世の中がこうだったらいいのにと書いてあるところが
あり、どの事柄も物凄く共感出来て、本当にそういう世の中に
なったら素敵だな~と強く思えたので、そのようなことを
書いて下さっていて、思ってくれている人がいるんだと
思えただけでも嬉しいと感じましたし、そこを多くの人に
読んで欲しいです
様々なことが起きますが、どれも先が気になって
面白かったです
余談ですが、島の高校生活を読んでいる間は大好きな、
湊かなえさんの「Nのために」のドラマを思い出して
しまいましたあのドラマ好きだった~
大人の問題な小説なので、高校生以上の方にオススメかな
と思います
決して明るい話ではないのですが、それでも面白い内容なら
読むぞって気持ちの時に読むのがいいと思います
さすが本屋大賞でした読めてよかったです
本日もブログを読んで下さってありがとうございました