「梅ちゃん先生」第47話(第8週)/〜堀北真希はやっぱズッコケだった! | どら☆ぶろ〜テレビドラマ感想ブログの決定版

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連続ドラマの感想やあらすじ(放送回までのネタバレ含む)などについてを主に書いてます。
目標とコンセプトは「面白いドラマをより多くの人に見てもらいたい」です。
朝ドラ「ごちそうさん」「あまちゃん」のあらすじ・感想が日課です。
旅行記も稀に書いています。

NHK総合
月~土 8:00~8:15 (再放送 月~土 12:45~13:00)

NHK BSプレミアム
月~土 7:30~7:45 (再放送①月~土 23:00~23:15、再放送②土 9:30~11:00)

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◎あらすじ(ネタバレあり)
土地の境界線を巡って喧嘩を始めてしまった父・建造(高橋克実)と隣人の幸吉(片岡鶴太郎)。
頭にきた幸吉は何とか自分の家の土地を確保しようと躍起になる。

そんな中、学校では梅子(堀北真希)の友人・江美(白鳥久美子)がようやく学校に登校した。
江美の元気の無い様子を心配する梅子たちは、江美から事情を聞き出す。
江美が話した事情とは、
「先日、臨床実習で再会した幼なじみが不治の病だとわかった。医者なのに目の前の患者を救えないことがある。これから先、医師として生きる中で何人の死に立ち会うのだろうか。そのことを考えると医師になることをためらう」
というものだった。
江美の話に自分の将来を重ねあわせ、梅子も悩んでしまう。

そんな折、自宅の新築の打ち合わせに来ていた不動産セールスマンの加藤(大沢健)から姉・松子(ミムラ)の婚約者で戦死した智司(成宮寛貴)の話を聞く梅子。
「智司は辛かったと思う。戦場で自分が治した患者は結局銃に打たれるのだから。平和な時代の医師は患者の幸せを願って治療できるのだから幸せだ。」
と聞き、医師になる迷いが晴れるのだった。

一方、土地確保に躍起になっていた隣人の幸吉は、荒れていた。
「宝くじでも当てて、一攫千金を狙い、高橋克実より先に家を建てて文句を言わせない」と考え宝くじを買っていたからだ。
しかし、宝くじが外れ、やけ酒をあおる幸吉。
酔った幸吉は、「家の境界線になっている梅の木をこっそり場所を移動させよう」と言ってスコップを片手に夜中に庭に出る。
と、梅の木を掘り起こしはじめた幸吉は、突如苦しみ始め倒れてしまう。





◎みどころ

「患者の幸せを願えるのは幸せだ」

◯おもしろポイント
患者の幸せを願えるのは幸せだ
全くもって正論だ。
「助けた患者が死にに行く」という矛盾を抱えた軍医もそうだし、
モンスター患者に対して「コノヤロー」とか思う場合も往々にしてある。

長く医者をやっていく中では嫌な患者もいれば合わない患者もいる。
激務で淡々と必要な処置をこなし感情を挟まない事もある。

「患者に治ってほしい」と思えることは世相的にも心情的にもとても幸せなことなのだ。


◯ツッコミポイント
①「耳鼻科がいいんじゃないかしら?」
白鳥久美子の悩みを聞き、自分の専門分野について悩みだす堀北真希。
「内科や外科は人の命にかかわるし、産婦人科は体力的に自信がないし・・」と言い出した。
そこに同期の黒川智花がすかさず入ったアドバイスが「耳鼻科がいいんじゃないかしら?」
・・・・耳鼻科医師に失礼だよ!
ちなみに、耳鼻科は外科系に属し、現在は「頭頚部外科」とひっついてる場合があって、頚椎の手術を行ったりもする。神経に関わる部位の手術なので術後の後遺症等を考えると手先の器用さが求められるぞ。


②堀北真希の専門分野の選択が消去法!
白鳥久美子の話を聞いて自分の専門分野を考え始めた堀北真希。
しかし、専門分野の選択が消去法だった。
「外科は手先が器用じゃなきゃダメだし(これはホントに事実!)
内科は外から見て病名を判断できる力(知識)が必要だし(何科でもそうだよ・・)
小児科は子供の相手が上手くないとダメだし(大人でも子供より厄介な患者はいる)
産婦人科は昼夜を問わないから体力的に厳しいし(外科系は全部体力勝負だ)」
と言って、同期の徳永えりに「行くとこ無いじゃない」とツッコまれている。

第2部になってシリアスになったけど、やっぱ「梅ちゃん」は「梅ちゃん」だった。
ある意味安心した・笑


③「一攫千金の秘策が宝くじ」!
土地の境界線を巡って「秘策がある!」と息子の松坂桃李に大見得を切った片岡鶴太郎。
しかし、その秘策がなんと「宝くじ」!
宝くじは「当たったらどうしようかな~」という夢を買うものであって、一攫千金を本気で狙うものではない。
ギャンブルや保険の営業マンが一番嫌がる質問が「勝率(保険の場合は対象事例の発生率、それにかかる費用と実際に顧客が払うお金の収支比率)がいくつですか?」という質問である。
事業者がモトをとって余りあるようにできてるのがギャンブル。
片岡鶴太郎、残念!



◯つまらなポイント
なし。
シリアスありの、ズッコケありのいいバランスだった。
倒れた片岡鶴太郎が心配だ。無事だといいな。