「カエルの王女さま」第5話/〜本当の二番手は天海祐希だったのに! | どら☆ぶろ〜テレビドラマ感想ブログの決定版

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連続ドラマの感想やあらすじ(放送回までのネタバレ含む)などについてを主に書いてます。
目標とコンセプトは「面白いドラマをより多くの人に見てもらいたい」です。
朝ドラ「ごちそうさん」「あまちゃん」のあらすじ・感想が日課です。
旅行記も稀に書いています。

木曜22時~
フジテレビ系



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◎あらすじ(ネタバレあり)
シャンソンズの記念すべきテレビ出演は、市長の井坂(岸部一徳)の策略によって
「これはシャンソンズの最後の公演だった」と放送されてしまう。
解散なんかする気もないシャンソンズと澪(天海祐希)は井坂に宣戦布告する。

そんなシャンソンズに学園祭での公演の話が舞い込む。
しぶしぶながらも、音楽堂の館長・香奈絵(久野綾希子)の巧みな誘いで公演をOKする澪。

今回の公演のテーマは「セクシー」。
当初はセンターを玲奈(片瀬那奈)にし、練習を進めていた。
「自分はいつも二番手」とハデハデながらもどこか自信のない玲奈はノリノリでセクシーダンスを決めまくる。
また、玲奈は忠子(石田ひかり)の夫であり、上司である哲郎(小泉孝太郎)に思いを寄せていた。
井坂の腰巾着である哲郎の「頼み」で澪の弱点を探る。

しかし、途中で主役はまひる(大島優子)に取って代わられ、
哲郎には「(玲奈に対しては)気持ちがない」と言われてしまう。
「やはり自分は二番手だ」と打ちのめされた玲奈は、嫉妬とコンプレックスに駆られ学園祭のステージを潰す。

学園祭で歌えなくなってしまったシャンソンズ。
ステージを潰したのが玲奈だと気づいた澪は玲奈を問いただす。
すると玲奈は、
「自分はいつも二番手だった。これまでの経歴も、今回のセンターの件も、恋愛でもそうだった」
と答える。
そんな玲奈に澪は「一番手も二番手も関係ない。コーラスラインはみんな主役を引きずり下ろすのに必死だった。でも、卑怯な手段ではなくて自分のパフォーマンスで必死に戦っていた」と喝を入れる。

そして、シャンソンズには、
「今日のステージはいつもの練習場所。自分を信じて、他人を魅了するために歌う」
と促し、歌わせる。
自分を信じて歌ったことで、自分たちのステージをひとつ超えたシャンソンズ。
そんなシャンソンズに香奈絵は「シャンソンズの復活のために署名活動をしよう」と提案する。

光が見えたシャンソンズだったが、澪が実はブロードウェイではたった一度代役に立っただけで、事務所からも解雇されていたという事実を知ってしまう。

どうなるシャンソンズ?
どうなる澪?



◎みどころ

最も挫折を味わったのは天海祐希!

◯おもしろポイント
片瀬那奈の「自分は二番手」という言葉に自分を投影した天海祐希。
ブロードウェイで代役しか掴めず、事務所を解雇された天海祐希。しかもその事実をプライドのために誰かに話す事もできない孤高の天海祐希。
コンプレックスと嫉妬で舞台を潰した片瀬那奈に、ブロードウェイで挫折した自分の姿を重ねあわせ、まるで自分を奮い立たせるように喝を入れる。

ホントなら見ていて哀しいはずのシーンなんだけど、それでもどこか「やっぱり明日もがんばろう」って思わせる演技や演出の魅せ方が巧い。


◯ツッコミポイント
①私は二番手・・・
小泉孝太郎に振られた片瀬那奈。
浮気相手にされた「なんて可哀想なオンナ」という立ち位置。
でも、浮気相手に誠意を見せない人と結婚してしまった石田ひかりのほうが悲劇。
例え浮気でも誠意を尽くさない相手は配偶者だろうが本命だろうが誠意を示さない場合が多いから。
しかも、片瀬那奈は市役所職員で石田ひかりは専業主婦(岸部一徳というインフラあるけど)。
誠意のない小泉孝太郎に愛想を尽かして離れようとしても、エネルギーもリスクも高いのは実は石田ひかりの方だったりする。


②二番手でも大変なのに!
AKBの総選挙でも2位をキープするのは大変なのに!
コーラスラインや舞台で主役に立つのは本当に大変。
例えば、劇団四季。
有名な「ライオンキング」。ライオンやキリンの役はもちろん、後ろの揺れてるだけの草役ですら獲得するのは至難の業である。揺れているだけの草役に目が行く観客がどれだけいるのだろうか?(熱狂的なファンは見てるだろうが)
そんな目にも止まらない揺れてるだけの「草役」にすらなれない人間が、キャストの何倍もの数で控えていて、「草役」にすらなれず諦めて劇団を去っていく。
「草役」にもなれないのに、毎朝5時起きで朝食からケーキを2個と普通のご飯をがっつり食べ(食べないと練習についていけない)、3枚着替えのセットを持って練習に向かう。(汗ですぐぐっしょりになるから)
練習場所など与えられず、屋上や廊下でひたすら練習をする。
それでも、「草役」にすらなれない。
2番手になるのはどれだけ大変なことか!


◯つまらなポイント
しょうがないのだけど、本家グリー(GLEE)を見てしまうと歌とパフォーマンスで見劣りしてしまう。
でも、その分、ストーリーで魅せれるチャンスがあるはずだから、そこはスタッフに頑張って欲しい。


◯今日の劇中歌
LIKE A VIRGIN
EASY TO DANCE
TRY ME