「カエルの王女さま」第4話/〜大島優子が白鳥になった! | どら☆ぶろ〜テレビドラマ感想ブログの決定版

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連続ドラマの感想やあらすじ(放送回までのネタバレ含む)などについてを主に書いてます。
目標とコンセプトは「面白いドラマをより多くの人に見てもらいたい」です。
朝ドラ「ごちそうさん」「あまちゃん」のあらすじ・感想が日課です。
旅行記も稀に書いています。

木曜22時~
フジテレビ系


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◎あらすじ(ネタバレあり)
澪(天海祐希)からシャンソンズへの誘いを受けた一希(玉山鉄二)だが、まだ歌を歌う心構えができていなかった。

そんな中、「ローカル情報番組でシャンソンズの特集を組みたい」という話がシャンソンズに来る。
番組の趣旨は「地元を元気づけるために、冴えない若いメンバーが奮闘する姿を撮りたい」というものだった。
話を受けた澪は交換条件に「その冴えないメンバーが自分の指導で羽ばたく姿を撮れ」と言う。

こうして、ローカル番組の密着取材を受けることになったのは、就活連敗中の気弱な女子大生・まひる(大島優子)。
選ばれた楽曲は山口百恵メドレー。
「歌は好きだが自信がない」というまひる。そんなまひるに音楽堂の主・香奈絵(久野綾希子)は
「自信がないのに、シャンソンズにいるのはなぜか?」と問いかける。
問いかけに悩むまひるは、同時に就活にも行き詰っていた。

そんな行き詰まりを練習でぶつけ
「みんなが澪みたいに強わけではない!」と言って練習場を去ってしまう。
しかし、偶然現れた一希に思いを吐露したところ、一希から思いがけない共感を得る。
そして「歌が好きだ」という気持ちを見つけ出したまひる。

いよいよ、迎えた収録当日、親に危うく連れだされそうになるが、一希の協力で番組出演を果たす。

また、番組出演に一希が現れたことで、一希も音楽への情熱を思い出す。

しかし、放送された番組は、市長・井坂(岸部一徳)の企てでコーナーの最後に「シャンソンズはもう潰れる合唱団で、この収録が最後の舞台なのでした」というテロップが流れる。

驚くシャンソンズの面々。
シャンソンズとその敵(まだ相手が誰だかわかってない)の戦いが始まった!


◎みどころ

とことんジコチューの天海祐希!

◯おもしろポイント
天海祐希のキャラ設定がいい。
テレビ番組を受けるときに「自分への取材だ」と勘違いし浮かれるも、スポットがあたるのが地味キャラと判明したら、「自分がその地味キャラを育てるところを撮れ」と要求する。
「自分が成功し、あわよくばブロードウェイに再チャレンジしたい」という下心が見え見えである。
しかし、その突き抜けたジコチューキャラがいい!
現実的にこんな人いたら単なるモンスターだけど、ドラマだとキャラが立っててわかりやすい!


◯ツッコミポイント
①甘ったれんな、大島優子!
就活70連敗らしいが、それがどうした。
たかが70連敗。

200連敗した知人がいた。1日4社の面接、説明会を回って、分厚い生地のスーツに毛玉が出来るほど就活をしていた彼女(まー三菱商事とか、フジテレビとかの超大手企業しか回らなかったから200連敗もしたんだけど)。就活中に知り合った他人に「その大学で5次面接まで来れたの?すごいね」とか嫌味だか賞賛だかわけ分かんない事を言われまくって、周囲が内定を決める中、泣きながら中央系の郵便局で6時間こもってエントリーシートを書いていたらしい(消印有効のエントリーシートのため郵便局で書くんだとか)。
しかし、そこからが彼女はすごかった。200連敗した後にあっさり方向転換し、キッチリ複数の大手への内定を決めた。
「就活なんか茶番だ」と割り切り、仕事内容と一番いい待遇の会社を勘案して就職先を選んだ。
さらに続きがあって、就職後にくすぶっていた仕事への情熱を取戻すべく、ある試験の受験を決めた。
もちろん仕事は辞めずに。一日4時間睡眠で、ダブルスークール。通勤ラッシュもランチタイムもすべて勉強に費やし、彼女は試験に合格した。つまりステップアップ。
今の彼女の名刺を出せば100人いたら97人位は「すごい」と言う。

就活は100連敗してもいいんです。その後自分にとって価値のある1勝を掴めさえすれば。
ドラマの最後で自分にとっての価値ある1勝に向けて歩き始めた大島優子。
彼女にとって価値ある一勝が掴めることを願ってやまない。


②足でギターを弾いていた収録スタッフ!
シャンソンズの歌にノリノリなのか、副調整室で自分の足をギターがわりに弾いてるオッサンがいた!
そんな細かいところに面白ネタが!笑
$どら☆ぶろ
この人も昔はロッカーだったのだろうか・・・


◯つまらなポイント
特になし。
ただ、やっぱ大島優子の「歌が好き!」って気持ちが強くは印象に残らなかった。
本当に歌が好きな人は「歌が好き」とは口にしなくても発するオーラで感じさせるから。
そのオーラで天海祐希を圧倒させるくらいのシーンがあっても良かったと懷う。