「平清盛」17話/〜松ケン、子供の名前を列挙! | どら☆ぶろ〜テレビドラマ感想ブログの決定版

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連続ドラマの感想やあらすじ(放送回までのネタバレ含む)などについてを主に書いてます。
目標とコンセプトは「面白いドラマをより多くの人に見てもらいたい」です。
朝ドラ「ごちそうさん」「あまちゃん」のあらすじ・感想が日課です。
旅行記も稀に書いています。

日曜18時~
NHK総合


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◎あらすじ(ネタバレあり)
平氏の棟梁となった清盛(松山ケンイチ)。
棟梁としての仕事に妻の時子(深田恭子)と共にてんてこ舞いとなる。
そんな中、清盛の棟梁就任をお披露目すべく朝廷の人間を招いての歌会が、清盛の親戚である家成(佐藤二朗)の邸宅で開催されることとなる。
「歌会で歌を披露しろ」と言われ、歌の苦手な清盛は悩む。

棟梁としての仕事や歌詠みに悩む清盛は、その焦りを時子にぶつけ、夫婦喧嘩をしてしまう。
また、その際に死んだ前妻の明子(加藤あい)を引き合いに出し、時子の悲しみを買う。

歌会の歌に悩む清盛は偶然にも義朝(玉木宏)と再会し、義朝が常磐(武井咲)を妻に迎えた事を知る。

家族と平氏一門の重みの間で悩む清盛だったが、いよいよ歌会の日を迎える。
清盛が読んだ歌は
「明子の子も時子の子も皆等しくわが子である」
という内容であった。
歌を通して、平氏一門を何より大切であると宣言した清盛。
歌会の後に帰宅した清盛は、時子や子供たちと仲直りする。

一方、源氏では為義(小日向文世)が後継者を義朝ではなく、次男に定めたことで一族に亀裂が入る。

また、朝廷では近衛帝が病気のため、権力図の交代が目されていた。


◎みどころ

結束を強めた平氏一門と、決裂した源氏一門の対比

◯おもしろポイント
平氏の棟梁となったことで、その責務の重みから妻・深田恭子と喧嘩してしまう松ケン。
しかし、喧嘩してもその心の奥底では通じあっていた二人。
また、偉大な父・中井貴一を亡くした松ケンだったが、死の直前に志を同じくすると再確認する。

一方源氏は正妻とその子と断絶状態となる。
幸せそうなのは玉木宏と側室の武井咲だけ。
田中麗奈は憔悴しきって、その姿から子に心配されても玉木宏を悪く言わない。(また、田中麗奈の演技がうまい)
また、玉木宏は父のプライドを踏みにじり(理由がよくわからんが)父とも決裂してしまった。

平氏と源氏、どちらも後の武士の世を語る上での2大勢力であるが、家の中はまるで違う。
その対比が哀しかった。


◯ツッコミポイント
ツッコミどころが多かった今回だが、その多いツッコミに対してセリフの中でツッコミが入っていた!
何だか全体的にライトコントみたいになってたぞ!

①棟梁となった時の平氏一門への挨拶
松ケン「我こそは、平清盛である!!」
上川隆也「皆、存じておりまする」

②松ケンが歌会で読んだ歌の反応
山本耕史「お題は春では?春に関連する語が入っていないぞ」
井浦新「いや、それ以前にもはや歌ではない」


③ホントにそれで足りない?
深田恭子が用意した料理の量が足りずに怒り出す松ケン。
確かに、鯛が丸々1匹のはずが、半分に分けられているのは見た目的にも美しくない。
しかし、米も芋も汁物も菜っ葉も酒もある。
これでもそれなりのボリュームじゃないのか?
平氏はみんなそんなに大食漢なのか?
しかも、料理の量に気づくのが遅い。
料理が出て来て少ししてから、「皆、存分に食え~」とか言った後に気づいている。遅いよ。
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そんなに大量に食べているから「おごれる平氏は久しからず」とかいう目にあってしまうでは?


④家臣が裸でなくなった!
棟梁となったからか、家臣が毎回庭で上半身裸でいたのに、ちゃんと着衣するようになっていた。
もう裸相撲とか見られないのかな。残念だ。


⑤ひどすぎる男だ、玉木宏
武井咲を妻に迎えてから、正妻の田中麗奈に見向きもしなくなった玉木宏。
妻だけでなく子供の頼朝もほっぽらかして。
武井咲が心の支えなのはわかるが、田中麗奈と結婚するときに「俺の子を産め」とか言ってなかったか?
演出だろうが、ほっぽられたその子供が、後に武井咲の子である義経を処刑するのは、その時の恨みが原因に思われる。


◯つまらなポイント
特にはなし。
前回の中井貴一の圧巻の演技から、若干ライトコントの入った今回は少し物足なかったけど、それはしょうがない。
次回、近衛帝の崩御で松雪泰子の阿鼻叫喚が見れるらしいので、朝廷の愛憎劇が見れそうで楽しみだ!



◯清盛奇行(きよもりきこう)
何かと奇行の目立つ平清盛(とその周囲のキャラたち)。そこで、ドラマ本編終了後の「清盛紀行(きよもりきこう)」をパロって清盛たちの奇行を紹介することにした。

歌会で読んだ歌の内容とその後の態度
なんと、自分の子の名前を上から順番に読み上げた。
「重盛に、元盛それに清三郎、清四郎みな、われらの子なり」と。
まあ、4人もいる松ケンの子の名前を覚えるいい機会になったが、それをわざわざ歌会で言わなくても・・・。
しかも歌い終え、解釈を言った後にイキナリ、
松ケン「では、家成どの!」
佐藤二朗(家成)「・・えっつ??」
松ケン「今回の歌会、これまでとしていただきたい」

とか言って、歌会を強制終了させてしまった。
あんたは、帝か?