2012年4~6月期のドラマがあらかた始まったので、
「これを見たほうが良い!」ランキング。(大河ドラマ・連続テレビ小説は除く)
面白いドラマを見て欲しいので、紹介を含めてまとめてみた。
しかし、面白い作品が少ない今クール。
中盤とかから大化けする作品が出てきてほしいものだ。
第5位「八日目の蝉」
(NHK BSプレミアム・水曜22時~)
アカデミー賞総ナメ映画のドラマ版の再放送!
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◯キャスト
檀れい、北乃きい、他
◯あらすじ
不倫相手(津田寛治)から泣く泣く堕胎を余儀なくされた主人公・希和子(檀れい)。悲しさと悔しさと堕ろしてしまったわが子への愛着から、同時期に妊娠・出産された不倫相手とその妻(板谷由夏)の間の子を誘拐し、自分の子として育てるため地方を転々とする。
舞台は変わって20年後。
希和子に誘拐された赤子の薫(北乃きい)は育ての母・希和子と同じく不倫に苦しんでいた。
空白の20年間にあったことは?希和子と薫の関係は?
◯みどころ
檀れいや北乃きいの圧巻の演技
愛する男との間の子を堕胎させられた哀しみや、
連れ去った子を生まれて来なかった我が子と重ね合わせる寂しい姿、
子供を連れ去ることしかできなかった逼迫した心情を檀れいが丁寧に演じている。
また、育ての母(檀れい)が誘拐犯である戸惑い、現在一緒に暮らす本当の家族との微妙な違和感、
自身も育ての母と同じ不倫の道を歩んでいる葛藤を北乃きいが繊細に演じている。
演技の実力のある役者が骨太作品を演じていて質がとても高い仕上がりになっている。
◯オススメ度
☆☆☆☆
第4位「37歳で医者になった僕~研修医純情物語」
(フジテレビ系・火曜22時~)
「医師にスポットを当てた王道医療ドラマ」
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◯キャスト
草彅剛、ミムラ、水川あさみ、松平健、田辺誠一、他
◯あらすじ
恋人(ミムラ)の病を治すため、37歳で脱サラし研修医として大学病院で働くことになった祐太(草彅剛)。
しかし、「病院」という特殊な世界では、サラリーマン暦の長い祐太の行動は波紋を呼ぶ。
◯みどころ
「いい医者とは何なのか?」というドラマのテーマが明確
ドラマの初回から通して「いい医者とは何なのか?」という一貫したテーマがバンバン伝わってくる。
最高の医療を提供することはもちろん、「医師もサービス業である」という最近流行りの主張を踏襲していてとても見やすい。
「患者の話をよく聞いて、疾患だけでなく心身のケアも行えるのがいい医者である」という理想像が草彅剛の役を通して問いかけられている。
ただ、1クールドラマでは難しいだろうけど、医療現場の経営の現実や医者だけでない医療に関わるスタッフの姿も映しだして欲しい。
◯オススメ度
☆☆☆☆
第3位「カエルの王女さま
(フジテレビ系・木曜22時~)
「日本版グリー(glee)を作ってみました!」
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◯キャスト
天海祐希、石田ひかり、大島優子、玉山鉄二、岸部一徳、他
◯あらすじ
さびれた田舎町の由芽市では、市長の野望である市町村合併のために、市のシンボルである音楽堂が取り壊されようとしていた。
音楽堂で活動を行なっていた合唱団「シャンソンズ」は取り壊し反対のため、ブロードウェイ帰りのミュージカルスターの澪(天海祐希)をコーチに呼び、「新生シャンソンズ」として活動を始めるが・・・。
◯みどころ
①元ネタが海外ドラマ「グリー(glee)」+映画「フラガール」
元ネタがわかりすぎるのもどうかと思うが、題材が良いので、見せ場がある。
キャラクターの心情や状況を歌で表すシーンは日本のドラマでは新しいし、
「歌が好き」「歌うことが人生の楽しみ」「歌で町を盛り上げたい」っていう気持ちは日本のドラマや映画の鉄板で視聴者の感情に訴えやすく、見ている側も感情移入しやすい。
②やっぱり天海祐希が鉄板
宝塚出身だけあって、歌も踊りも上手い。
ドラマの見せ場である歌のシーンでは天海祐希が入ると引き締まる。
ただし、天海祐希以外のキャストはカラオケレベル。そこは期待しすぎてはいけない。
◯オススメ度
☆☆☆☆
第2位「私立バカレア高校」
(日本テレビ系・土曜24時50分~)
「秋元康、やっぱ売り出しが上手い!」
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◯キャスト
森本慎太郎、松村北斗、京本大我、島崎遥香、大場美奈、光宗薫、他
◯あらすじ
札付きの不良高校の馬鹿田高校と超お嬢様学校のカトレア学院。
この2校が合併することになった!学校と生徒たちの運命やいかに?
◯みどころ
①不良とお嬢様のドッキング!
不良高校と超お嬢様学校の合併っていう設定が面白い!
マジすか学園並の落書きだらけの荒れ果てた不良校に、超お嬢様だらけの女子高の合併。
お嬢様は金にモノを言わせ、落書きだらけの机を処分し、校内の落書きを消し、トイレをウォシュレットに付け替える。
それに驚いた不良たちが慌てるシーンが面白い。
ウォシュレットを初めて目にしたのか、ビデをうっかり押して、その水を顔に被ってしまうシーンなんかベタすぎて「今時こんなのあるんかい!」と笑えるし、突っ込める。(突っ込ませてる時点で製作者の思うツボ)。
②キャスティングの売り出しも絶妙
キャストがジャニーズJrとAKBのチーム4っていう深夜枠に絶妙な抱き合わせ戦法。
深夜にはもう出てこなさそうなAKBのメディア選抜メンバーではなく、チーム4と研修生を引っ張りだし、
同じく深夜に出てくれそうなジャニーズjrを使う辺りが面白い。
AKBのメディア選抜メンバーも、グループ結成済みのジャニーズもドラマ的にはもう飽和状態。
まだテレビでそこまで売れていないメンバーを売りだして、結果的にAKBの入れ替えとジャニーズの世代交代に一役買わせる。
その売り方の巧さが仕事とかでも勉強になる(かも)。
②見せ方も巧い!
オープニングからして、不良とお嬢様のガチンコ格闘シーンで始まり、
不良は喧嘩シーンがやたら多く、でもどこか純粋で、一本気がある。
お嬢様は主犯格が何だかワケありげで(お約束)、登場シーンは短めスカートの裾と足にカメラが向けられてる。
「視聴者がどの部分を見るのか」ってのを熟知した戦法に脱帽。
◯オススメ度
☆☆☆☆
第1位「リーガル・ハイ」(火曜21時~・フジテレビ系)
「見た後は”なんで初回から見なかった?”と後悔間違いなしの面白さ!」
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◯キャスト
堺雅人、新垣結衣、里見浩太朗、生瀬勝久、小池栄子、他
◯あらすじ
熱血新人弁護士の真知子(新垣結衣)がひょんな事から、性悪・勝率100%の弁護士の古美門(堺雅人)とタッグを組む事になるが・・・。
◯みどころ
①とにかくテンポが良いコメディ
法廷もののコメディは数あれど、ここまでテンポの良いドラマは見たことがない。
1カットごとの切り替えが非常に早く、次々とシーンが進んでいく。
でも、テンポが早すぎて「視聴者がついていけない」ってことは決してない。
サクサク話が進み、気がつけば60分を迎える。
②堺雅人の熱演!
本ドラマの主人公は堺雅人。
銭ゲバ、性悪、すぐ叫ぶ、暴れる、と奇行がやたら目立つ。
見た目も七三分けのポマードヘアーでまるでオードリーの春日のよう。
見た目も行動も性格もコワい主人公を堺雅人が違和感なく演じている。
「こんな人間いたら、ソッコー通報されてるだろ」って勢いを巧く演じている。
堺雅人のプッツン具合だけでも見る価値あり!
ただ、2話目で堺雅人のプッツン具合が失速したのでそこが残念。初回のような面白い姿を見せて欲しい。
③テンションが高い!
やたらテンションが高いこのドラマ。
なぜかって。
それは、堺雅人の早口気味のセリフ回し(せっかちという設定)と絶叫シーンの多さ。
堺雅人のキレた絶叫も多いが、熱血新垣結衣もよく叫ぶ。
しかも、法廷ドラマの真骨頂の法廷シーンが最も絶叫の多いシーン。
弁護士や検事も叫ぶが、裁判官までも叫びだす。
今までのドラマで裁判官が叫ぶシーンなんて見たことがない!
その絶叫の多さが独特のテンションの高さと世界観を作っている。
◯オススメ度
☆☆☆☆☆
圏外ドラマ(「とりあえず今後も見てみよう」というドラマ)
「たぶらかし~代行女優業・マキ」(日本テレビ系・木曜23時58分~
「みどころは谷村美月の巨乳と乳揉みシーン」
◯キャスト
谷村美月、段田安則、山本耕史、他
◯あらすじ
所属していた劇団が潰れ、借金を背負うことになったマキ(谷村美月)はあるプロダクションで女優の仕事をすることになる。
その仕事とは、舞台でもドラマでもなく他人になりきる「代行女優業」だった。
◯みどころ
代行女優業として毎回他人に扮する谷村美月。今まで真面目な感じの役しか演じて来なかった谷村美月が胸を出しまくる服を着て、毎回誰かしらに胸を揉まれる。
ストーリー自体はありきたりだけど、「谷村美月が誰にどう胸を揉まれるか」がドラマのみどころ。
「未来日記ーANOTHER WORLD(フジテレビ系・土曜23時10分~)」
「岡田将生はなぜかいつも頼りない感じの役」
◯キャスト
岡田将生、剛力彩芽、本郷奏多、岡田義徳、他
◯あらすじ
平凡で退屈な大学3年生の毎日を過ごしていた新太(岡田将生)。
ある日、携帯が壊れたため、友人の類(本郷奏多)から代替機を渡される。
その代替機には「未来日記」というアプリが入っていて、新太の未来が書かれていた。
未来日記を手にしてから、自分の目の前に由乃(剛力彩芽)という同じく「未来日記」を手にした女の子が現れ、新太の周りで次々と不思議な事が起こる。
新太の未来はどうなってしまうのか?
◯みどころ
旬のキャストを売り込んでるところ。
猛プッシュ中の岡田将生と剛力彩芽が共演。
なんだかよくわからない事件に巻き込まれていく様が面白いのと、
岡田将生の役の「あんまり何も考えてなくて、なんだか頼りない感じ」がよく出てる。
「ATARU」(TBS・日曜21時~)
中居正広が脱いだ!
◯キャスト
中居正広、栗山千明、北村一輝、他
◯あらすじ
ある事件で現場検証を行なっていた刑事の舞子(栗山千明)は現場で自らを「チョコザイ」と名乗る不思議な男(中居正広)と出会う。その場でチョコザイが発した単語をなんとなく調べてみると事件を解くキーワードになっていた。チョコザイの発した単語から事件が解決したのだ。
チョコザイを引き取ることにした舞子とその上司の沢(北村一輝)。
チョコザイの正体は?
◯みどころ
前貼り全裸の中居正広
ドラマ本編よりも、衝撃的な事件が起こった。
なんと、国民的アイドルの中居正広が前貼り全裸でドラマ内を走り回った!
アイドルなのにここまでするなんて・・・「しょうわ時代」と言い、体当たりすぎる演技が何よりの見どころ。
脱落ドラマ(「見なくていいや」ドラマ)
「クローバー」(金曜24時12分~・テレビ東京系)
◯キャスト
三浦貴大、賀来賢人、鈴之助他
◯あらすじ
主人公のトモキ(三浦貴大)は地味な高校生活を送っていた。
そんなところに8年ぶりに幼なじみのハヤト(賀来賢人)が現れた。
ハヤトに翻弄され、うっとおしくおもうトモキ。
すると、ハヤトがある喧嘩に巻き込まれる。その喧嘩の相手は同じく8年ぶりの幼なじみのケンジ(鈴之助)。8年ぶりの幼なじみの再会はおかしなことになっていた。
3人の友情の行方は?
◯みどころ
正直良くわからなかった。
各キャストのファンが見るにはいいのかもしれない。
「クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編」(TBS系・日曜25時50分~)
◯キャスト
斎藤工、佐藤祐基、八神蓮、他
◯あらすじ
かつて、非合法格闘技場「ドラゴンヒート」で伝説を残した龍也(斎藤工)は、ラスベガスでボクサーデビューを果たした。
日本でのプロボクサーデビューのために帰国した龍也。
しかし、帰国後に龍也を待ち構えていたのは大阪の地下格闘技団体「阿修羅」。
阿修羅に縄張りを荒らされていると知った龍也はプロボクサーデビューと自分の縄張りを守る事のはざまで悩み、阿修羅との戦いに身を投じる事になる。
◯みどころ
原作ゲーム好きにはいいかも。あと、キャストが怪しげな金属ネックレスつけてたり、革ジャン着てたり、ピタピタの柄シャツ着てたり、アングラな雰囲気の質感が高く「いかにも非合法な格闘家」って雰囲気が充分。
「鍵のかかった部屋」(フジテレビ系・月曜21時~)
「大野智を使って重箱の隅をつついてみた!」
◯キャスト
大野智、戸田恵梨香、佐藤浩市、他
◯あらすじ
法律事務所で働くこととなった弁護士・純子(戸田恵梨香)はひょんなことからセキュリティ会社の社員・榎本(大野智)と知りあう。
仕事の絡みで偶然密室殺人に出くわした純子は、その密室トリックを榎本に解いてもらうことになる。
◯みどころ
大野智演じる、榎本役の部屋。セキュリティオタクって設定らしく、部屋にはあらゆる種類の鍵や模型がズラリ。「世の中こんなに鍵の種類があったんだ」と圧巻の鍵揃えのセット。
しかも、単に鍵をズラズラ並べてるだけではなくて、ちゃんとオシャレに見えるようにセットされている。
「クレオパトラな女たち」(日本テレビ系・水曜22時~)
「大石静(脚本家)のドラマはキャラクターの心情の流れが全く読めない」
◯キャスト
佐藤隆太、稲森いずみ、余貴美子、北乃きい、他
◯あらすじ
親の残した借金のために、ギャラのいい美容外科クリニックで働くこととなった主人公・峯太郎(佐藤隆太)。
しかし、「人は見た目じゃなくて心だ」と思う峯太郎には同僚や客の気持ちがわからない。
同僚の医師や看護師と摩擦を起こしつつも、峯太郎の勤めるクリニックには美へのコンプレックスを持った患者たちが訪れる。
◯みどころ
正直わからない。
「美容整形」「(美への)コンプレックス」というすごく面白いテーマを扱っていて、映像も映画並みに綺麗に撮っているのに全くドラマの世界観に入り込めなかった。
おそらく、シーンの展開やキャラクターの心情の流れが掴めなかったから。
例えばドラマの展開で「1,2,3,4,5」と進めるところを、
「1、4、5、3,2」みたいな順にするから見ていて混乱するし、わかりにくい。
ドラマじゃなくて現実の世界なら「「1,4・・・」の流れもよくあることだけど、ここはドラマ。
大石静の脚本はそういう「ドラマっぽさ」があまりない。(良くも悪くも)
「パパドル!」(TBS系・木曜21時~)
「2012年1~3月期の”さばドル”のパクリ?」
◯キャスト
錦戸亮、優香、川島海荷、高畑淳子、えなりかずき、関ジャニ∞のメンバー、他
◯あらすじ
国民的アイドル関ジャニ∞の錦戸亮(本人)。そんな「夢を売る」アイドルの彼には恋愛すらままならない。
そんな錦戸亮がある日コンビニで出会ったバツイチ・子持ち女性の遥(優香)と恋に落ち結婚してしまった。
錦戸亮はアイドルを続けられるのか?
遥の家族やファンに受け入れてもらえるのか?
◯みどころ
設定とあらすじを見て「”さばドル”のパクリじゃね?しかも”さばドル”のほうが設定がぶっ飛んでて面白い!」と思った。
どうやら同局で25年前に放送された「ママはアイドル」というドラマのリメイク版らしいが、
「前クールで”さばドル”見て”そういえば、25年前にこんなドラマあったな・・・」とか思い出して無理やり引っ張りだしたっぽさが炸裂している。
実際見てみたら、意外に優香の演技が良かった。
子持ちの主婦でコンビニパートで疲れてる感じがよく出てて、親近感が湧いた。
「開拓者たち(NHK総合・火曜22時~)
「修学旅行で戦争体験者のお話を聞きました」ドラマ
◯キャスト
満島ひかり、綾野剛、石田卓也、山下リオ、他
◯あらすじ
貧しい農家に生まれたハツ(満島ひかり)は口減らしのために満州に開拓民として移民することになる。
開拓民として一生懸命更地を耕すハツたち。
しかし、日中戦争が始まり、ハツたちは満州を追われることとなる。
◯みどころ
ドラマとしてとても質も高く、時代考証もなされていておそらく現実にかなり近いドラマ。
なんだけど、とても暗い。
貧しくて口減らしのために国を出て、やっとの思いで更地を耕したところに戦争が起こり、主人公たち一般人は関東軍によって逃げ道を絶たれてしまう。
そんなこんなでシベリア送りになり、やっとの思いで帰還したところに家族の死の知らせ。
ドキュメンタリーとしては非常に秀逸だけど、いろんな意味で暗い気持ちになる。
リアルタイムで見るよりは録画で時間のあるときにじっくり見たほうが良い。
「もう一度君にプロポーズ(TBS系・金曜22時~)
「韓流ドラマとか昔のドラマでこういう設定なかったっけ?」
◯キャスト
竹野内豊、和久井映見、他
◯あらすじ
整備士として働く宮本(竹野内豊)は結婚4年目を迎え、順調に夫婦生活を営んでいた。
しかし、ある日妻の可南子(和久井映見)がくも膜下出血で倒れてしまう。
可南子の手術は成功したものの、可南子には宮本と過ごした記憶だけが消えていた。
可南子を愛している宮本はもう一度可南子にアタックするところから始めるが・・・。
◯みどころ
あまりないかも。
どっかで見たような設定すぎて食指が動かなかった。
どういう終わり方にするのか、和久井映見の家族が竹野内豊をあまり良く思っていないようなので、そこの絡みがどう関係してくるかがヒューマンドラマとして面白いかも。
「都市伝説の女(テレビ朝日系・金曜23時15分~)
「都市伝説をテーマにドラマ化って・・・」
◯キャスト
長澤まさみ、溝端淳平、竹中直人、他
◯あらすじ
超美人で若くてセクシーな刑事・音無月子は都市伝説オタク。
所轄内で起こる事件を都市伝説に結びつけて事件を解決に導いていく。
◯みどころ
「都市伝説オタクの刑事推理モノ」と聞いて「つまんなそうだな~」と直感的に感じた。
実際に視聴してみたら直感は正しく、話が本当につまらない。
みどころは露出度高めの長澤まさみだけかもしれない。
2クール前の「11人もいる!」を見てブログを書くことを決めた身としてはこの枠が面白い作品であって欲しい。
「三毛猫ホームズの推理(日本テレビ系・土曜21時15分~)
「見どころはネコとマツコ・デラックスの芸達者な演技」
◯キャスト
相葉雅紀、藤木直人、大政絢、マツコ・デラックス、石坂浩二、他
◯あらすじ
気弱で女性恐怖症、高所恐怖症、血を見ると貧血を起こすダメダメ刑事・義太郎(相葉雅紀)。
そんな義太郎はある捜査の中で「ホームズ」という名前の猫と出会う。
ホームズを飼うことにした義太郎だが、捜査のたびにホームズの化身(擬人化した)であるマツコ・デラックスが現れて義太郎に事件のアドバイスをするようになり・・。
◯みどころ
ネコがカワイイ。擬人化した際のマツコ・デラックスに合わせてかちょいデブめのネコなのがまた愛嬌がある。
そして、そのネコが擬人化された際のマツコ・デラックスの演技が意外といい味出してて、そこが見どころ。
推理モノとしては本格的ではない。
「Wの悲劇」(テレビ朝日系・木曜21時~)
「開始十分で打ち切りを予感させた恐ろしいドラマ」
◯キャスト
武井咲、剛力彩芽、野際陽子、松下由樹、他
◯あらすじ
夏樹静子の小説をドラマ化した作品。
大財閥の令嬢・摩子(武井咲)は何不自由ない生活を送りつつも、籠の中の鳥のような生活から抜け出したがっていた。
一方ショーパブでバイトをする孤児のさつき(武井咲・一人二役)。
ひょんなことから入れ替わった瓜二つの顔をした二人の運命は思いもかけない方向に走りだす。
◯みどころ
全くない。
「昔の小説を現代版にリメイク」らしいが、現代版になってない。古臭い印象が拭えない。
2時間ドラマでいいんじゃないの?というクオリティの脚本と演出。
役者も絶賛売り出し中女優を起用して「連ドラ主演(あるいは助演)」の看板が出来上がっただけ。
前クールの「聖なる怪物たち」が打ち切りの悲劇にあってしまったが(個人的にはかなり面白いと思った)、初回の最初の10分で打ち切りの悲劇を予感させた。ある意味「Wの悲劇」過ぎる。
「家族のうた(フジテレビ系・日曜21時~)
「オダジョーなんでこのドラマのオファー受けたの?」
◯キャスト
オダギリジョー、ユースケ・サンタマリア、貫地谷しほり、他
◯あらすじ
昔は超売れっ子バンドのボーカルだった主人公の正義(オダギリジョー)。
しかし、絶頂期にバンドを解散後全くれなくなり、今や「あの人は今?」状態。
そんな正義のところに「自分は正義の子供だ」という子供二人がやってきた。
◯みどころ
オダジョーのオレ様具合と、そんなオダジョーに振り回されるマネージャー役のユースケ・サンタマリアの演技が面白い。
しかし、脚本や作品の制作意図が不明なためなんとも言えない。
と、勝手に今クールの連続ドラマの序盤批評をしてみた。
今のところ、上位4作がオススメドラマで面白い。
他は悪い意味で甲乙つけがたい。
なにはともあれ、キャストはじめ制作に関わったスタッフの皆様今期もよろしくお願いします!