フジテレビ系
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◎あらすじ(ネタバレあり)
熱血新人弁護士の黛真知子(新垣結衣)はある刑事事件の国選弁護で敗訴する。
何としても被告人(中村蒼)の無罪を証明したい真知子は勤め先の秘書・沢地(小池栄子)からある弁護士を紹介される。
その弁護士とは、勝率100%だが、性格の超悪い守銭奴弁護士の古美門研介(堺雅人)。
古美門を訪れるものの報酬3,000万を要求され、一度は引き下がる真知子。
しかし、被告人の勝訴を諦めきれない真知子は実家の土地を担保に3,000万を用意し、古美門に弁護を依頼する。
古美門はマスコミを味方につける事から始め、一審の棄却を勝ち取った。
そして迎えた差し戻し審。
証人を用意し、万全の体制で挑む古美門陣営に対し、検察がある証拠を持ってきた。
その証拠が致命傷になり、敗訴が濃厚になる古美門と真知子。
しかし、真知子が持ち前の熱血で粘って検察の用意した証拠を覆した。
また、古美門も取り調べを行った刑事の発言の嘘を暴く。
晴れて差し戻し審で逆転無罪を勝ち取った古美門と真知子。
しかし、被告人は「本当は自分は殺人を犯した」という余韻を残して真知子の元を去る。
何を信じて良いかわからなくなった真知子は、務めていた事務所を辞め、古美門の元をで働くことにする。
◎みどころ
オードリーの春日に激似のキモい堺雅人!!!
◯おもしろポイント
①堺雅人がキモい!!!!!
見た目からして七三分けのポマードテカテカヘアーにいつものニヤニヤ顔。
「トウース」の時のオードリー春日にそっくり。
そんな見た目に加えて超嫌味な性格。
グルメで守銭奴ですぐ叫ぶ割にいちいち細かくしみったれてる。
キレたらパトカーを蹴飛ばすし、相手の痛いところを刺しまくる。
裁判で負けそうになったら事務所で
「なんで僕が負けなきゃいけないんだあああああーーーーーーっっっつ!!!!!!」
とか叫びながらダーツをする。
「だああああーーーーーーっっっつ!!!」とダーツ。ダジャレ???

敗訴が濃厚になり警察で暴れる。弁護士というか犯罪者。
かつては「ほほえみ王子」と言われた堺雅人のプッツンキモいぶりが一線を超えてて爽快で笑える。

完全にイッちゃってる「元ほほえみ王子」
②スピード感がある!
次々とシーンが変わり、無駄なシーンが一切ない。
「あ、あ、あ!」という間に展開がどんどん進み、気がつけば69分。
シリアスなシーンはちゃんと時間を取りつつも、早口気味のハイテンションコメディ路線で話がサクサク進む。
テンポが良くてスッキリ見れて、「一週間もあと3日」という半ば絶望的な気分を笑い飛ばせる面白さ。
「火曜日の夜」という事をよくわかっている。
③徹底されたデフォルメ
超嫌味キャラの堺雅人。嫌味なだけでなくてキモい。
動きがいちいち直覚的で大げさ。
勝てそうなときは絶頂のニヤニヤ顔でオードリーの春日を彷彿とさせる。
しかし、自分の気分が害されると激怒し怒鳴りまくり、叫びまくり。
高額の顧客に解雇された時のショックな顔はハトが豆鉄砲を食らったような顔。
いや、表情の大げさなことと言ったら「ハトがバズーカ砲喰らった」レベルの落胆ぶり。

普通の人間はどんな状態でもこんな表情にはならない
堺雅人に限らず、相手役の弁護士も法廷で徐々にヒートアップし、髪を振り乱す。
髪がズレてズラかと思うくらいの髪型のズレ。

ズラかと思うほど髪がズレている・・・(座っている方)
◯ツッコミポイント
①絶叫しまくる法廷
証拠を叫ぶ検事と弁護士。
「異議あり!!!!」と叫ぶ両者。
叫び声がこだまする間も無いくらい叫び合ってる。
しかし、叫んでいたのは検事と弁護士だけではなかった。
なんと裁判官までも「異議却下あああーーーー!!!!」とか叫びだした。
叫ぶ弁護士や検事ドラマは沢山あれども、裁判官まで叫ぶドラマは初めて見た!
こんなに叫びまくる法廷は初めてだ!
②というか、全般的によく叫ぶ!
法廷シーンだけでなく、事務所(堺雅人の)や道端や法廷の前の廊下などなど。
堺雅人も叫ぶし、新垣結衣も熱血シャウトをかます。
ゲストも叫び、叫び声が入り乱れる。
誰が何を叫んだのかわからないくらいよく叫ぶ。
見ているこっち(視聴者)までも叫びたくなる。
◯つまらなポイント
ナシ。
面白すぎて時間が経つのが本当に早かった。
「あれ?もう時間?」という感覚。
「新選組!」以降堺雅人のファンだったが、今回のドラマでますます好感度が増した。
「堺雅人が出るドラマに外れはない」と個人的な定説があったが、今回のドラマはその定説を強化させた。
このドラマはすごく面白い。
というか、こんな文面で面白さを伝えきれない。
何でもいいから、とにかく火曜21時は黙って”リーガル・ハイ”を見ろ!!!!!