NHK総合
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◎あらすじ(ネタバレあり)
鳥羽院(三上博史)の熊野参詣護衛の帰路で病死した家盛(大東駿介)。
家盛の死に嘆き悲しむ平氏一門は、その悲しみを清盛(松山ケンイチ)にぶつける。
そんな中、鳥羽院への忠誠を誓うため忠盛(中井貴一)は、高野山の宝塔再建を行う。
その際、清盛の名代でおしすすめることを進言する忠盛。
しかし、家盛の死を悼む清盛自身は今ひとつ宝塔再建に乗り気になれなかった。
宝塔再建のため現地に赴く清盛。
そこで、出家した友人・西行(=義清・藤木直人)と再会する。
西行から「この宝塔建設を終えた後にきっと自分の想像もつかなかった供養が出来る」
と説得された清盛は、宝塔建設に積極的に身を入れ、供養のための絵に筆を入れようとする。
と、そこに怒りに打ち震えた忠盛がやってくる。
直前に藤原頼長(山本耕史)から
「家盛が死んだのは、忠盛に上昇志向があったからだ。家盛に”そなた平氏のが跡取りだ”とおだてたら、自分に全てを差し出した。平氏一門の足並みを乱したと気づいた頃にはもう後の祭りだった。家盛と私は心身ともに結ばれた仲だったのだ」
と言われたのだ。
自分の野心のために家盛が死んだと、やるせない怒りや苦しさを清盛にぶつける忠盛。
清盛の入筆を感情のままに阻む。
しかし、清盛の哀悼の意は忠盛の悔しさに勝り、入筆を果たした。
出来上がったその絵を見て「家盛が浮かばれる」と謝意にむせび泣く宗子(和久井映見)。
清盛の強い意志によって平氏一門の結束が強くなったのだった。
朝廷では、近衛帝が元服し、藤原頼長(山本耕史)の養女・多子が入内した。
近衛帝の摂政であり、頼長の兄・藤原忠通(堀部圭亮)は弟に警戒心を強め、自分の養女・呈子の大体的な入内の準備に取り掛かる。
その入内の際に「側女に都中から美女を寄せ集める」という大盤振る舞いを行う。
都中から寄せられた美女の中には病身の母のために稼ぐことを決意した常磐(武井咲)も入っていた。
◎みどころ
台風の目の清盛こそが、一門の結束を強固にした
◯おもしろポイント
家盛の死後、「お前はやっぱり災の種だ。お前のせいで家盛は死んだ」と言われ、一門から邪魔者扱いの清盛。
家盛の死をきっかけに一門はバラバラになり、虚ろな日々を過ごす。
しかし、宝塔再建に向けた清盛の絵が一門の結束を促す。
邪魔者扱いされて、疎外され続けた清盛によって絆が強まった平氏一門。
皮肉な事実だが、それでも幸せそうな一門の姿に喜びを見出す清盛。
家族や愛を求める清盛に一門から愛情が返される事を願ってやまない。
◯ツッコミポイント
①BLシーンを相手の親に暴露した山本耕史!
前回の気持ち悪さに更に輪をかけることをやらかした山本耕史。
なんと、大東駿介とのBLの事実を大東駿介の親である中井貴一に洗いざらい喋っていた。
「ちょっとおだてたら自分にシッポを振って、しかも俺と寝た」
とか言っちゃって。
出世意欲に燃えるのはいいが、ライバルの怒りを買ってどうする。
自ら敵を増やして「バカなのか?」としか言いようが無い。
しかも話してる時の顔がマロ眉とお歯黒で気持ち悪いったらない。
藤原摂関家は堀部圭亮と山本耕史の跡目争いに端を発し、勢力を失うが、山本耕史のそのバカさが後々の禍根にしか思えなかった。
その内ストーリー上からキモい姿を消してくれそうだが、バカキャラが一人減るのが惜しいといえば惜しい。

爬虫類みたいな表情・・怖い
②久しぶりの転倒の清盛!
よく転ぶ清盛(とその他のキャラたち)。
前回、前々回と転倒シーンがなく残念に思っていたら、今回はあった!
しかも単なる転倒ではなく、「ふっ飛ばされる」形で計5回も。
1回目は大東駿介の遺体の前で豊原功補に「お前のせいで大東駿介が死んだ!」と投げ飛ばされ、
2回目は藤木直人に憧れる近隣農民女性の集団に「キャー、西行(藤木直人)様~」てな感じでふっ飛ばされ、
3~5回目は中井貴一に「大東駿介の供養のための絵を描くのを止めろ!」と投げられる。

藤木直人ファンにふっ飛ばされる松ケン

中井貴一に投げられること計3回
③屋根に登ったマツケン
大東駿介の死を悼み、一門の行く末を考える清盛。
和久井映見によって遺体にも触らせてもらえず、
豊原功補に「お前のせいで大東駿介は死んだんだ」と言われて悩むマツケン。
・・・悩むのはいいが、豪雨の中なぜか屋根の上で腕を組んで座っていた。
あんたのび太(悩むと屋根に登るアニメキャラいたよね)?

どうやって屋根に登ったのだろうか
◯つまらなポイント
ない。
さすが清盛。
◯清盛奇行(きよもりきこう)
何かと奇行の目立つ平清盛(とその周囲のキャラたち)。そこで、ドラマ本編終了後の「清盛紀行(きよもりきこう)をパロって清盛たちの奇行を紹介することにした。
血で描いた絵を奉納した!
中井貴一にふっ飛ばされて流血しながらもその血で絵を描き上げた松ケン。
しかし、血がついたのは絵に書いたその箇所だけではない。
殴られ床に頭を打った拍子に額から大量出血。
その血が絵のところどころに飛んでいた。
その絵をそのまんま奉納したの?(清盛紀行では「血で書いた曼荼羅図を奉納したと平家物語にある」と言っていたが)
それでいいのか?

血しぶきが飛んだ曼荼羅絵・・呪われそうだ