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◎あらすじ(ネタバレあり)
テレパシー家政婦の七瀬(木南晴夏)が今回やってきたのは山崎家。
山崎家はかつての巨匠脚本家の父・潤三郎(本田博太郎)と息子・洋司(鈴木一真)のふたり暮らし。
2人は、
仕事で潤三郎のもとにやってくる美人TVプロデューサーの遠藤(阿部真里)を取り合っていた。
あくる日、潤三郎と洋司、遠藤と七瀬の4人で山崎家で夕食会をする。
夕食会は潤三郎、洋司、遠藤の強い欲望で満ちていた。
潤三郎と洋司は遠藤に激しくアピールし、(お互いを牽制しあう)
遠藤はそんな2人に「どうせ私が欲しいんでしょ」と2人を手のひらで転がす。
3人の強い欲望に満ちた「心の声」を聞いた七瀬は具合が悪くなってしまう。
「このまま、他人の強い心の声を読み続けたら、自分が消えてしまうそうで怖い」
と、恐怖を感じる。
後日、洋司と遠藤の情事を目撃する七瀬。
しかし、その情事は潤三郎が「脚本を書くエネルギーとするために仕組んだ」事を知る。
そうまでして書き上げた脚本に
「芸術家ってスゴい。そのエネルギーの集大成の脚本を見たい」と思うようになる七瀬。
しかし、後日遠藤はその脚本にアッサリとボツを出すのだった。
◎みどころ
◯おもしろポイント
①七瀬が自分の今後を考えるシーンが初描写!!!
今まで行く先々の家の人の心の声について考える事がほとんどだった七瀬。
話数が進むについれて「テレパシーってバレないようにしなきゃ」ってシーンが増える。
だけど、今回はそれに加えて
「自分のテレパシー能力とどう向きあうべきなのか」
が描かれてた。
「他人の強い心の声を聞こえるまま耳にしてたら自分はどうなるのか」
とか。
物語の終盤に向けて、「心の声」との関わり方に一つの区切りをつけるのだろうが、
このどシュールドラマでどうやって区切るのか楽しみ。
②今回の心の声は「体操着姿」
テレパシー七瀬には、他人の心の声が聞こえるときは、その人の姿が違う姿で映る。
今回の山崎家では「心の声を喋ってる時、その人は体操着姿」である。
なぜ体操着・・・しかも体操着姿の潤三郎、洋司、遠藤の3人で組み立て体操の「ピラミッド」をやっていた。
体操着はエンジ色のショートパンツとブルマ。
しかも、赤白帽。
懐かしい。
◯ツッコミポイント
シュール過ぎて「ツッコむ」とかいうレベルを超えてる。
よって、ツッコミポイントは残念ながらなし。
◯つまらなポイント
最後のオチ。
潤三郎の渾身の脚本があっさりボツだったところ。
あらゆるドラマやマンガや小説でされ尽くしてるパターンで、正直読めてしまってた。
筒井康隆なので期待したんだけどな~。
でも、物語は佳境に向けて動き出したのでそこは楽しみでしょうがない。