「ハングリー!」第9話/〜本日のMVPは大杉漣!!! | どら☆ぶろ〜テレビドラマ感想ブログの決定版

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連続ドラマの感想やあらすじ(放送回までのネタバレ含む)などについてを主に書いてます。
目標とコンセプトは「面白いドラマをより多くの人に見てもらいたい」です。
朝ドラ「ごちそうさん」「あまちゃん」のあらすじ・感想が日課です。
旅行記も稀に書いています。

火曜22時~
フジテレビ系


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◎あらすじ(ネタバレあり)
「英介(向井理)が好き」と英介の彼女のまりあ(国仲涼子)に宣戦布告した千絵(瀧本美織)。
不快感を露わにするまりあと千絵の気持ちにピンと来ていない英介。

そんな中、賢太(塚本高史)と彼女の桃子(藤井美菜)がデキ婚し、
その結婚パーティを英介の店で行う事になる。

一方、ライバル店「ガステリア」のオーナー麻生(稲垣吾郎)は英介の店が仕入れてる野菜に目をつける。
野菜を作っている千絵の親に「ガステリアに野菜を仕入れて欲しい」と頼み込む。

また、ガステリアのシェフ柏木(石黒英雄)が英介の店を訪れ、英介に料理対決を申し込む。
最初は断った英介だが、賢太の結婚パーティーを料理対決の場にする事にする。

結婚パーティ兼料理対決の準備を進める英介たち。
その中で、たまたま千絵と二人きりになった英介は千絵に
「まりあから話は聞いた。俺はお前に恋愛感情はない」と告げる。

そして迎えた結婚パーティー当日。
準備を終えたところに麻生が現れ
「この料理対決でどちらの料理が美味しかったか来客に投票で決めてもらう」
と決めてしまう。

アミューズ(前菜の前の品)、魚料理、肉料理の3品で引き分けとなった料理対決。

感動のうちに終えた結婚式の後に、まりあの提案でバント演奏をする英介たち。
そんな英介を見て遠くに感じた千絵は拓(三浦翔平)に
「片想いに疲れた」
と漏らし、自分を好きだという拓にもたれかかる。

また、同刻英介は麻生から「ガステリアで働かないか?」と誘われる。





◎みどころ

◯おもしろポイント


①大杉漣面白すぎ!!!
賢太の結婚パーティーで手品を披露するために、練習に勤しむ英介の父・太郎(大杉漣)。
手品ってのは王道だけど、ゾウを連れてきて、何故か店の前で長~いムチを打つ練習をしている。
しかも、結婚パーティー本番ではインドの蛇使いのような格好をしている。
(そして、パーティー当日ゾウは逃げ出した・・・)
・・・面白い。面白すぎる!!!!!
シリアスもギャグもこなせる大杉漣に拍手!!!!!



②「間」を取るのが上手い片桐はいり!!!
英介の店でパティシエ見習いとして働く睦子(片桐はいり)。
ドジで空気が読めず、肝心なところでミスをして若干ウザがられている。
が、そのウザい雰囲気が絶妙。
今回、賢太と桃子の結婚式でもウエディングケーキを運ぶ最中にうっかりケーキを転倒させそうになる。
が!すんでの所でケーキは転倒せず無事に新郎新婦の前に出される。
その「あっつ、危ない!!!」ってシーンがスローモーションなんだけど、
スローモーションの一瞬ごとに無理がなく面白い演技を片桐はいりがしている。
さすが演技派。
コメディセンスもバッチリだ。



③料理がやっぱ美味しそう!!!!
「あ~食べたい!!!」と思わせる料理の数々。
ドラマと連動してレシピ本を売ってるらしいが、
どうせならドラマに出た料理が食べれるレストランも期間限定とかでやってほしい。
とにかく、画面上の料理が食べたくてしょうがない。



④気になる恋の今後
話が進むごとに千絵の切なさに話がフォーカスされて(でも料理・ロック・恋愛コメディってバランスは崩さない)見てるほうが悶えてしまう。
英介には「恋愛対象外」と言われ、まりあを見ては切なくなる。
演出がいいのか、役にマッチしてるのか共感しちゃう。
英介と英介の料理に心底惚れ込んでる千絵になぜか入れ込んで見てしまう。



⑤レストランの今後も気になる!!!
ことごとくイヤミ吾郎に邪魔をされ、
それでも何とか乗り越えてきた英介のレストラン。
赤字続きだけど、奮闘する英介の姿に「頑張れ!!!」って思っちゃう。
そしてイヤミ吾郎の目的が気になる。
英介をどうしたいんだ???
自分とこのシェフ柏木は使い捨て???




◯ツッコミポイント


①ゾウはどこへ行った???
大杉漣が手品に用意したゾウ。
しかし、ゾウは「トイレにゾウを見たってお客さんが!!」「ゾウの声が裏からしました!」
と、目撃談ばかり。
しまいには、ゾウは姿を見せることなく逃げていなくなってしまった。
ゾウはどこに行ったの?????
どうせならゾウが見たかった・笑


②質問相手を間違えてるイヤミ吾郎
料理対決が引き分けになったことで、納得の行かないイヤミ吾郎。
「今回の主役の花嫁にどっちの料理が良かったのか決めてもらいましょう」というムチャぶりをする。
が、英介のレストランが出した料理のアミューズは新郎の賢太が、英介から料理を教わり作った品だった。
桃子は「どの料理も美味しかったけど、どれか一つを選ぶなら賢太の作ったアミューズ」と答える。
・・・花嫁なら当然そう言うよな・・・。
っていうところがなぜ分からない???イヤミ吾郎!!!
質問の相手間違えちゃってるよ!!!!!



◯つまらなポイント


ない。
やっぱり今回も面白くて、見入ってしまった。
テレビドラマに本当に向いている作品だと思う。
映画では魅力やレストランの紆余曲折を描けないし、
本や漫画では出来ない料理の演出やキャラクターの心情が凄くよく作用している。
基本的に1話完結だけど、毎回目的地に向けて進んでいるのもポイントが高い。