倉阪鬼一郎。ベスト選出。ネタバレ落ちばれあり。
★★★
明るくリフォームされた中古物件に引っ越してきた間庭家族。念願の広々とした一戸建てでの暮らしが始まったが、その家には凄惨な過去が隠されていた!第六天神社を中心に、過去から蘇った悪夢が現実を侵食し始める…。
おー!コレは中々当たった!
和製ホラーらしくじっとりと、本格的な心霊現象で怖がらせ…に来るかと思ったら、まさかのサイコホラー?!…と思わせといて、超常能力者が邪悪な存在と戦うヒーローもの?!
と、目まぐるしく二転三転。
心霊現象による恐怖は薄れましたが、とにかく展開速くて目を離せない。
要所要所のショック描写もえぐい!
邪悪を表すのに、画数の多い文字や同じ言葉を氾濫させたシーンは、外出先で開くのが躊躇われる迫力。
半ページにみっしり「死ね死ね死ね」とか書いてあるんですもん。コーヒーを運びに来た店員さんに見られてはいかん!という、緊張感がありました。
画数の多い漢字はほとんど読めなかったんですけど、なんか邪悪そう…って感じ取ればいいのかな~。ね…葱?って漢字が多かったけど、なんて読むんでしょうな…。
しかし細かいことは置いといて、ひたすら先を!と読み進められるホラーでした。
詰め込みすぎてて、えっ、そこはもう通過?!って印象もなくはないんですが。
結局鬼母は魔王に何を望んでたんだ、とか、突然出てきてスプラッタだった宮司は特に意味なかった、とか…
でも面白かったので良し。
オチもイゾルデ方式(大和和紀の)で、もしかして…と不安を煽ってうまかったな~。
大長編ってわけでもないので、色々勿体ないな~この能力者なんてシリーズものクラスだろう~と思ってたら、シリーズものでした!
やった、1作目からちゃんと読もう!