時間SF傑作選。大森望編。
温かくなってくるとSF読みたい気分になるけど、
SFってちょっと読書から遠ざかってると敷居が高くなるんだよなー。
タイトルでピンと来なくてさんざん彷徨ったよ。
大森さんて、ちょいちょいお見掛けするたびに愛が溢れてるんで信頼してます。
『彼らの生涯の最愛の時』 イアン・ワトスン&ロベルト・クアリア
イチオシ。
バカでエロで少女漫画。言うことないな!
年の差を乗り越えて、出会い続ける運命の恋人たちの話。
閉じた環の中でグルグル巡る話なのに、なんか夢と希望に満ち溢れてるわ…
あ~~~バッカバカしいな~~~と思いつつ、切ないやら可愛いやら。
マック行きたくなるな!
あまりに『彼らの生涯の~~』が好みすぎて、他の印象が薄くなってしまった…
『商人と錬金術師の門』(テッド・チャン)も、イメージが華やかでとても良かった。
中近東の良い面が前面に。そう、私の想像する中近東ってこんな感じなんだよ~~~。
『彼らの~』と同収録じゃなかったら、もっとインパクト大きかったと思います…
豪華絢爛、健やかな精神、美しい愛情。それっぽい格言も一々決まっていてかっこいい。
長編も読みたくなります。
『いまひとたびの』(H・ビーム・パイパー)は人生やり直しもの。
第三次世界大戦にて瀕死の軍人が、少年に戻って世界大戦を止める覚悟を持つ…
というストーリーは、扉で紹介されている筒井康隆の「秒読み」とまるっと被ります。
今なら炎上するのでは。
けど、これ読むと「あ~~~、やっぱ筒井康隆いいわ!!!」ってなります。
説明なし・ラストの一言で少年の大志と人類の希望が感じられる、筒井作品を読み返したくなりました。
ごめん、パイパー作品がいまいちってわけじゃないです。好みの問題。
きちんと理論的に説明しようという気概があって、
ひょっとしたら理系の方はパイパーの方が読み応えあるかもですよ。


