高田衛。
30年以上昔の作品。
あ、高田さんイチオシの八犬伝モノが図書館にあった~~という喜びも焼き滅ぼされるほど、
熱い!!
華麗にして凄絶
途方もなく奥深い深層の世界
神話的想像力が織りなしていった論理の裏づけ
壮美と絢爛で読者の血を沸騰させる
時代が作者に渾身の力を絞り出させ、作り上げた稀有な伝奇大河小説
…パラパラっとめくって目についた美辞麗句を抜き出してもこれである。
コレが全編にわたって続く!!
「筆舌に尽くしがたい」とか「言葉にできない」とか、甘い!!
そこらの辞書で太刀打ちできんほどの語彙を駆使して褒めたたえて、
それでもまだまだ足りん!!
という、作者の熱意が最初から最後まで溢れつづけてます。
先日読んだタイムSFものじゃないけど、時代も次元も超えて
「…馬琴、逃げて!」って思いに駆られるほどです。
あらゆる伝承・古典・理論を持ち出して、八犬伝の素晴らしさを褒めたたえる書…
ちょっと壮大すぎて理解できてないとこが多いんですが、
馬琴の偉大さは充分伝わってきたよ!
と、とりあえずスポーツ飲料でも…と飲み物を差し出したくなるほどの力作ですな~~。
これ、文庫で出てたら褒め言葉辞典として欲しいな…
ちょいちょい引用されているエリアーデって人の文章も美しくて興味魅かれるな~
…つーか肝心の八犬伝を未だ読んでいない。
八犬伝に越えてほしいハードルを天まで上げられてるんですけど、
読んで楽しめるか不安になってきたよ…