大手賃貸サイトのRentCafeから、「過去10年間で最も劇的な変化を遂げた全米の近隣地域(Zip Code別)」の最新レポートが発表されました。

これが非常に興味深い内容でしたので、投資家目線で重要なポイントをピックアップしてご紹介します。

■ 10年で「街の姿」が激変したエリアTOP5

この調査では、全米32,000以上の郵便番号(Zip Code)を対象に、住宅在庫の増加率や人口推移が分析されています。

中でも驚異的な成長を見せたトップ5がこちらです。

  1. カリフォルニア州 チノ (91708) → 住宅数がなんと14倍に増加!農業地帯から巨大なベッドタウンへ変貌しました。

  2. コロラド州 ティムナス (80547) → 住宅数が約6倍に。

  3. コロラド州 コロラドスプリングス (80927) → 「バニング・ルイス・ランチ」と呼ばれるエリアが急拡大中。

  4. テキサス州 フルシャー (77441) → ヒューストン近郊。住宅数が約5倍。

  5. フロリダ州 ポンテ・ベドラ (32081) → ジャクソンビル近郊。同じく約5倍の成長。

■ なぜ「テキサス・コロラド・フロリダ」なのか?

ランキング全体を見ると、テキサス州が50エリア中17件と圧倒的な強さを見せ、次いでコロラド州(7件)、フロリダ州(4件)と続きます。

これらのエリアに共通しているのは以下の3点です。

  • 雇用の創出: 大手企業のオフィス移転やハイテク産業の流入。

  • 広大な土地: 都市部から少し離れた未開発エリア(エグザーブ)に、大規模なマスタープラン・コミュニティが形成されている。

  • 生活の質: 公園、トレイル、最新のアメニティを備えた「住みやすい街づくり」がセットで行われている。

■ 投資家が注目すべき「伸びしろ」の定義

このレポートでは、単に家が増えただけでなく、「Up-and-Coming(今後が期待される)コミュニティ」の条件として以下の要素を挙げています。

  • 高学歴層の流入: 専門職やハイテク人材が集まっているか。

  • 世帯収入の増加: 過去10年で収入が25%以上アップしているか。

  • 高い入居率: 住宅が増えても需要が追いついているか(89.5%以上を基準)。

例えば、テキサス州のプロスパー(75078)セリーナ(75009)、ナッシュビルのメトロセンター(37228)などは、これらの条件をすべて満たす「高成長・高所得」エリアとして注目されています。

■ まとめ

かつての農地や空き地が、わずか10年で数千世帯が暮らす近代的な街へと姿を変える。 このスピード感こそが、アメリカ不動産投資の醍醐味であり、大きなキャピタルゲインや安定した賃貸需要を生む源泉です。

 

 1位のチノ(CA)が農業からここまで一気に都市化したスピード感に驚きました。やはり「場所(Location)」と「インフラ」の力は絶大ですね!