ニューヨーク市の象徴的なホテル、ウォルドルフ・アストリアが2017年からの長期休業と大規模改修を経て、ついに再開の準備を進めています。2025年2月初旬、同ホテルの最初のコンドミニアムユニット3件が総額約700万ドル(約10.85億円、1ドル=155円換算)で売買契約を締結しました。具体的には、ユニット2015が180万ドル(約2.79億円)、ユニット2001が250万ドル(約3.88億円)、ユニット1916が300万ドル(約4.65億円)で取引されています。

 ウォルドルフ・アストリアは、パークアベニュー301番地に位置し、1931年の開業以来、多くの著名人や外交官に愛されてきました。

 2015年に中国の安邦保険集団がヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスから19億5,000万ドル(約3,022億5,000万円)で購入し、アール・デコ様式の歴史的建築を元の壮麗さに復元する計画を進めてきました。この取引は、米国史上最も高額な単一資産のホテル購入として注目を集めました。

 改修後の建物は、375室のホテルと375戸のコンドミニアムから構成され、以前の1,400室以上の客室数から大幅に縮小されています。コンドミニアムの販売価格は約190万ドル(約2.94億円)からとなっており、スタジオタイプから4ベッドルーム、さらにはプライベートテラス付きのペントハウスまで、多彩な間取りが提供されています。

 新たな居住者は、パークアベニューを望む天窓付きの25メートルプール、フィットネスセンター、ウェルネスエリア、ゲームルーム、シアターなど、5万平方フィート(約4,645平方メートル)以上の共用スパースを利用できます。さらに、ホテルのサービスや10万平方フィート(約9,290平方メートル)の様々な施設、ダイニングオプションも利用可能です。

 ホテルの再開は2025年春を予定しており、現在、9月1日以降の宿泊予約を受け付けています。長期間の閉鎖と改修を経て、ウォルドルフ・アストリアは再びニューヨークの高級ホテル市場にその存在感を示すこととなります。