アメリカの国勢調査による住宅所有率は66%になりますが、2008年のリーマンショック(金融危機)から大きくは上昇していません。

 全米不動産協会によると、初めて住宅を購入する人の平均年齢は2022年には36歳に達し、年齢が高くなっています。

 これは住宅価格の上昇が大きな要因と言われますが、特に若年層(25歳から34歳)の住宅所有率が下がりわずか33%になっています。この要因の一つが学生ローンの返済と言われています。20代後半から30代前半の成人の40%以上が学生ローンの返済を滞納しており、30年前と比べて大幅に増加している現状があります。