コンサルティング会社のCerulli社のレポートでは、2045年までに移転される個人の資産は合計84.4兆ドルになると予測しており、資産の72.6兆ドル(1京1400兆円)が相続人に移転され、11.9兆ドルが慈善団体に寄付される、と言っています。

 53兆ドル以上がベビーブーマー世代(1946年から1964年に生まれた世代)から移転され、全体の相続額の63%を占める。サイレント世代(1927年から1945年生まれの世代)以上の人からは15.8兆ドル(2480兆円)が移転される見込みで、今後10年間に発生すると予想されています。

 これらの相続総額の35.8兆ドル(5620兆円)(42%)は、全世帯のわずか1.5%を占める富裕層および超富裕層世帯から発生すると予想されています。

 一方、ミレニアル世代(1980年代前半から1990年代半ば生まれ)とジェネレーションZ(1990年代後半から2000年代生まれ)の世代は、ベビーブーマー世代が財産を継承するにつれて、今後数年間で最大の相続財産を期待していると報告されています。しかし、ジェネレーションX(1965年から1970年代の生まれ)世代が今後数年間に大きな相続財産を得る可能性が高いと言われています。

 Wealth-Xによると、アメリカでは親から500万ドル(約7.8億円)以上の財産を相続する人の平均年齢は46.1歳と言っています。

 

参考ですが、ネットで調べたところ、日米の金融資産額がありました。

「2023年9月末時点の家計の金融資産は、日本で約2,121兆円、米国では約112.4兆米ドル(1京7647兆円)となっています。」日米で約8.3倍の差がありました。