ニューヨークは賃貸住宅の賃貸レントは新型コロナウイルス感染症のパンデミックで一時的に下がりましたが、その後は上昇が続いています。そのため、住宅を借りやすくするためにニューヨーク住宅局がレントを抑える制度があります。その制度ができる人の収入は制限があり、高所得者は恩恵を受けられません。これは、日本の都営住宅などへの入居制限と同様な制度設計です。しかしながら、制限をする対象収入が日本と大きく異なります。

 例えば、NYブルックリンで新築の賃貸アパートの入居募集があり、下記になっています。

ブルックリン市のAMI(Area Median Income:地域の中央所得)130%の収入

 1.スタジオタイプ 月レント 3,105ドル 収入は106,458ドルから161,590ドル

 2.ワンベッドルームタイプ 月レント 3,317ドル 収入が113,726ドルから181,740 ドル

3. 2ベッドルームタイプ 月レント3,963ドル 収入が135,875ドルから218,010ドル

 

上記のスタジオタイプの収入を100%に戻すと独身者81,890ドル(約1270万円)が中央値。日本の東京の単身収入より高額になり、もう比較ができないレベルです。