アメリカのREITであるエクイティ・レジデンシャル社は、テキサス州ダラス・フォートワース地区、オースティン地区、コロラド州デンバー、ジョージア州アトランタの4地域を除き、全米で新規供給がほとんどなく、賃貸の需要は強くなっています。その結果、賃料が平均以上に伸びていると、言っています。

また、住宅を購入するために退去する入居者の割合は過去最低の7.8%だったため、これも賃料を上昇させている要因です。

 住宅購入者は、住宅価格の高騰、住宅ローン金利の高い状態、保険料の上昇、固定資産税、住宅メンテナンス費用の急上昇が重なり、多くの人にとって賃貸住宅が非常に魅力的な選択肢となっている。1世帯当たりの人数の減少、晩婚化などが賃貸住宅に住むことを後押ししているようです。

 REITのアバロンベイ・コミュニティーズは、住宅を購入所有する費用と住宅を賃貸する費用を比較すると、住宅を購入し所有する場合毎月2,000ドル以上割高になると言っています。