ニューヨーク市には低所得者向の賃貸アパート(レントコントロール)が100万ユニットあり、賃料の上昇はニューヨーク市が決定しています。今年のレント上昇率は1年賃貸借契約の場合は2~4.5%、2年賃貸借契約の場合は4~6.5%の値上げを許可したようです。

 昨年2023年は1年リースでは3%の値上げを許可。 2年リースの場合1年目で2.75%、2年目で3.2%の上昇していました。

 新型コロナウイルス感染症のパンデミックであった2020年と2021年上半期の賃料上昇は凍結しました。その後の2022年には1年リースで3.25%、2年リースで5%の値上げを許可した経緯があります。

 一方、建物オーナーである貸主の立場を考えると1年リースの場合は8.35%、2年リースの場合は15.75%も値上げする必要があると言われています。