南カリフォルニアの物流施設の賃料は2024年第1四半期に下落し、2009年以来初めての下落となった、とサヴィルズが発表しています。
下落した地域は、ロサンゼルス地域とインランド・エンパイア地域の両方で1SF当たり15セント未満とわずかです。
 これは、新型コロナウイルス感染症の影響で急激に上昇した過去数年間のレント急騰が調整されていると考えられています。

 ロサンゼルス地域では1SF当たり昨年1.66ドルが今年1.51ドルになり9%下落。

インランド・エンパイア地域では1SF当たり昨年1.43ドルが今年1.32ドルになり8.2%下落しています。

 しかし、2020年第1四半期のレントを見るとインランド・エンパイア地域では、1 SFあたり70セントで、ロサンゼルス地域では1SFあたり84セントでしたので、レントはパンデミック前のレントを大きく上回っています。 

 ロサンゼルス地域の空室率は、2023年第1四半期の3.3%から今年は5.4%に上昇。インランド・エンパイア地域では、前年同期の2.9%から7.8%に上昇しました。