アメリカでは、保険会社が昨年、平均して住宅所有者の火災保険料を11%以上引き上げたようです。自動車保険料も同様に上昇しています。

 これについて保険情報協会の説明によると、保険会社は昨年徴収した住宅保険料と自動車保険料の1ドル収入に対して、平均1.10ドルの保険金と経費を支出している、と言っています。

 支払いが増加する原因の一部はインフレにあります。人件費や資材価格の高騰により、損傷した家や車の修理や交換にかかる費用が近年大幅に高騰しています。 
 しかし、これらの費用が横ばいになり始めているにもかかわらず、保険会社はフロリダ州やカリフォルニア州などの地域だけでなく、全米で自然災害の被害の増大に対処しなければならず、費用が上昇しています。

 この火災保険料の上昇は、収益不動産投資にも大きな影響を与えており、保険コストの大きな上昇が不動産取引に影響を与えています。