アメリカ収益不動産を保有するREITのVentas社は、アメリカとカナダで高齢者向け住宅の投資を拡大すると言っています。同社は約1400の収益不動産を保有しており、その1400物件の内、815物件が高齢者向け住宅、409物件が医療ビルで構成されています。

アメリカでは80歳以上の人口が2030年までに年平均70万人から80万人、24%以上増加すると予想されています。また、2026年に80歳を迎えるベビーブーム世代がその原動力となる。

 2010年から2030年の間に、65歳以上の人口が約1,800万人増加すると予測しています。その65歳の人口はさらに20年生きると推定されています。

 一方、高齢者向け住宅は不足しておりますが、米国の高齢者向けの住宅着工件数は2009年以来最低となっている現状があります。