今年のアメリカは、インフレの急激な上昇は落ち着き、経済が安定している局面もでききました。そのため、インフレを抑えるための金利対策が方向転換に向かうと多くの投資家やアナリストはFRB(連邦準備理事会)が年内に利下げを開始すると見ています。
下記の図に示されました様に債券利回りが2023年10月に5%まで上昇した後12月には4%を下回る日もあり大きく下落しています。そのため、不動産投資のネット利回り(Cap Rate)は債権利回りから若干遅れて推移するため、2023年後半は6.4%から7.0%へ上昇しています。
一方、商業用不動産マーケットは新型コロナウイルス感染症のパンデミックから着実に回復しており、ネット利回り(Cap Rate)はピークに達している可能性が高いと言っています。
過去にネット利回り(Cap rate)の上昇が最も大きかったのはCクラスのオフィス物件で、平均100ベーシスポイントの上昇が見られた。賃貸レジのCap Rateは平均50ベーシスポイント上昇し、サウスカロライナ州シャーロットやフロリダ州オーランドなどファンダメンタルズが弱いマーケットではより速いペースで上昇しました。