アメリカの住宅価格は高い状態で推移していますが、2023年12月は11月と比較し、マイナス0.1%になり若干価格が下がりました。しかし、2022年12月と2023年12月の前年比では5.8%の価格上昇になり、今年の2024年12月までに2.8%上昇すると予想されています。

 前年比で最も住宅価格上昇率が高かったのは、ロードアイランド州(13.3%)、ニュージャージー州(11.3%)、コネチカット州(10.5%)になっています。

 また、ハーバード大学共同住宅研究センターの2023年全米住宅状況報告書によると、2020年初頭から2023年初頭までの間に住宅の家賃は23.9%急騰し、住宅価格は37.5%上昇した、と言っています。

 また、セントルイス連銀によると、現在のアメリカで販売される住宅の販売価格の中央値は417,700ドル(62,655,000円)になっています。

 この住宅価格の上昇要因は、強い住宅需要、販売される住宅在庫の減少、建設労働者の不足、高価な建築資材、建築資材の不足 と言われています。